これは、ラインナップではありませんが、お客さんの要望で作ってみました。
アルミの筒とチタンカップの組み合わせですが菱形断面にしました。オーバルより曲率の小さいR曲げにより剛性があがります。
その反面、チタン板の曲げが固くで難義です。プレス機なしで手加工ですから力技で成型しています。
250サイレンサーと同じ形状ですが、450の排気量にあわせて全長で50mm長くしてあります。完成してから2mMAX法で音量計測します。
2012年型CRF450です。オーナーはフラワーオートの嶋野さん。
80年代、ATV協会創世記のころの3輪バギーチャンピオンで、あの"ダミアン号"の運転手でした。60歳過ぎても新型の450でMXでトレーニングする理由は、同年代の仲間が薬飲んでないと健康でいられないのに、MXで体を動かし汗をかくことで体力を維持するためだといいます。
友人が「嶋野くんは本当に薬を飲んでないのか?」と驚いて聞かれたので「MXが薬の代わりだ、バイ〇グラは時々飲むけどな」と笑いとばしたそうです。
サイドカバー付けた状態ですが、サイレンサーエンドの位置がノーマルと同じです。
エンジンかけて吹かしてみましたが、アクセルのレスポンスもよく乗りやすそうです。騒音も思った以上に静粛で、2mMAX法で計測してみましたら110.6dBでしたので250と同等の消音性能を発揮しています。
今年、MCFAJも登録されたそうなのでレースの方も頑張って続けていただきたいと思います。
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