CR誕生50周年ということで世界初のCRミーティングがツインリンクもてぎで開催されました。
CRとはカブレーシングの略称で、クラブマンレース出場に合わせて製造された市販ロードモデルの車名に使われました。今年はツインリンクもてぎ開業15周年ですが、インディー撤退ということで早くもオーバルコースは使用休止になってしまいましたが、スズカサーキットと並び、国際レーシングコースとしての設備の豪華さには圧倒されます。企業の収益で一般参加できる施設にこれだけ還元したメーカーは他には無いと思います。
CR110レーサー。
50ccクラスの市販レーサーです。
私も本物はもてぎでしか見たことがありません。
珍しいマシンも多数展示されていました。
クライドラー50ccレーサー。オートバイ雑誌でしか見たことがなかったので驚きの光景です。
生憎の雨がサーキットに打ちつけるコンディションでしたが、この日のためか日ごろからマシン作りに精を出されて、惜しげもなく雨のロードに走りだしていきました。
車両展示とレース形式の走行会で多くの自慢のレーサーを披露されていて、只ならぬ情熱を感じます。
AJSですかね。
このマシンに代表されるようにエントラントも私らより年配の50代、60代の人たちが多かったように見えました。
若者抜きで遊ぶと言うか、若い者には無い老練さがここにはありました。
こんなマシンも実動なのが驚異です。
このイベントの目玉はRC146とRC149のデモンストレーション走行でしたが、豪雨のため残念ながら中止となってしまいました。
そのかわりパドック内でエンジン始動して19000rpmのサウンドを聞かせていただきました。
146は125cc4気筒、149は125cc5気筒で最高出力35PSを20500rpmで発揮するそうです。
展示車はL・タベリが乗った優勝マシンです。
デモ走行担当する予定だった宮城さんと菱木さん。
今回は空ぶかし担当でした。
11000rpm以下ではエンジンストールしてしまうためアクセルワークはシビアだということです。
最高回転はエンジンを守るために控えて19000rpmまで回していただきましたが
F1に似た甲高いサウンドでしびれました。貴重な体験だと思います。
小樽から参加の沖さんの愛車SS50です。このマシンを故隅谷守男さんが売って欲しいと頼んだそうですが、売ってあげなかったというほど貴重な物です。
雨の中奥さんがサーキット体験走行されたはずですが無事だったでしょうか。
この日のために峠で練習されてきたそうです。
このクルマ、新車購入のまま、何も変更されてないそうで、40年以上この外観を維持し続けているという奇跡の逸品です。
グッドオールデイズの参加車両は私の年齢(49歳)をもってしても見たことがない物が多く、仕事柄、古いマシンのマフラー製作も頼まれることがありますので、実物を目に焼き付けておく絶好の機会なのであります。
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