ここはまるで昭和の部屋か、預かり車両の殆どが昭和時代に生産されたものです。依頼はワンオフ製作のマフラー等ですが、溜まり過ぎていて終わり日程が見えません。これから注文されましても年内着手は不可能です。来年、納期未定でよろしければ承ります。
作業中は外に出しながら仕事しています。
保管場所に限りがありますので当分の間、新規受付は中止することにします。
奥のマシンだけ最近のモデルですね。
KR250は確か4月ころ北海道の沖さんからお預かりしたものですが、いよいよ着手しようと思案中です。
冬場は雪で乗れないと思いますので、春までには完成させたいチャンバーですが、タンデムツインは初めてなのでパラレルよりは時間がかかるでしょう。
これは84年型で後期モデルよりエンジン特性がピーキーだと言われています。
世界GP250クラス4連覇のカワサキワークスKR250のメカニズムを踏襲しています。
ホーリーさんからの預かりものです。何を作るかは教えられません。
先日、スーパーモタードの谷田部選手がマフラー修理に来られたので、この車両知ってるか?と尋ねたら
「秀明さんのマシンでしょ」といいました。
さすが秀明道場の門下生です。桶川で9番の秀明さんを見たそうです。長いことMXやってるねえ。
私は松山オートテックで見ました。
当時の秀明さんは無限所属だったのでRSCのステッカーなのは、もしかして的場さんかな?うう、わからん。
秀明さんといえばコミネオートセンター契約で広告載っていましたね。
しかし、形状合わせのための治具にしては綺麗過ぎるマシンです。
ホーリーさんがこれを託した意図は想像するしかないですが我社に訪れるお客さんに対してVMXのレストア技術のPRを兼ねているのではないかと思いますので遠慮なく紹介させていただきます。
古いマシンをいっぱい持っている人はいますが、古いだけで動かないものは鉄屑でしかありません。正しく表面処理、消耗部品は新品交換されていますから新車同様に蘇っています。
全バラして機外供、修復して組み立てるのですから新車の組み立てより何10倍も大変だったと思います。そういうわけで新車+アルファの芸術品だと言えるでしょう。
一番早く出したい車両はこれです。
これを長く置いておきたくないのです。
先日サーキット走行で転倒してカウルが割れてしまったのでフルカウル交換したら20万円とか
スリッパークラッチに交換も20万円
プラスチックパーツがやたらカーボンファイバーに取り換わっていると思ったら
カーボンホイールは前後セットで50万円。
正にスーパーバイクですが、依頼されたスリップオンサイレンサーが交換した部品の中で一番安いものになるでしょう。
Vツインですからリヤバンクのエキパイが極端に短く、容積を補うためセンターアップのマフラー内にチャンバーを持たせた構造がノーマルマフラーですが、私はちょっと違ったことを考えています。
何を置いてもこれを先に出さないと取り扱いで疲れてしまいます。
では製作記は、また今度。
コメントする