buon natale

(メリー クリスマス 伊太利屋) Motocicletta(モトチクレッタ=モーターサイクル)

Corridore(コリドーレ=2輪レーサー)

ミケーレ・リナルディ  アレッサンドロ・プツァール  アンドレア・バルトリーニ  アレッシオ・キオッディ  アントニオ・カイローリ ・・・MXに偏ってるので

ロードも、 ジャコモ・アゴスチーニ  マルコ・ルッキネリ  フランコ・ウンチーニ  バレンティーノ・ロッシ ・・・・ みんな共通項もっています。

無宗教の私はNataleも仕事であります。Eveだけローストチキンとケーキが特別食で飲酒しないのでシャンメリーで乾杯です。

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またもや空冷エンジンがやってきました。

工場には順番待ちの車両が5台も預かっているのですが、これは半年も前から頼まれているのに時間が取れずにいましたので

全部スッキリ片付くのを待っていたらいつになるかわかりませんので、今やることにしたCB400の2本出しマフラーですが

適切な寸法の材料を鋼材屋に問い合わせると在庫が無くて、お取り寄せになってしまいました。

年内に入荷できるか心配になってきました。

材料が無いからと遊んでいるわけにはいきません。

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別の車両のチャンバー作りに着手しておこうと思います。

参考に採寸したチャンバーを元に取り回しを検討します。

円形の鉄板はパイプの内径を表し

中心の軸はパイプの長さを表します。

見本のチャンバーは車体に取り付きませんので、新たに形状を決めなくてはなりません。

 

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作りたいチャンバーの形状はこんな感じで、車体は80年代初期のものなので、レトロな巻きチャンバー製法で作ろうと思っています。

250の巻きチャンバーは実に15年ぶりになりますが、昔を思い出しながら進めていきます。

これは来年の2作目になる予定です。

 

 

では今年最後になると思いますので雑談を書かせていただきます。

幸か不幸か仕事も遊びもオートバイに関することばっかりやってきましたが、近年になって葛藤と戦うようになってきました。老化現象による体力低下で物事を悲観的に思うようになり、2011年の震災、原発事故が引き金となって、これからのオートバイに対する取り組みを変えていかなければならないんじゃないかと思い始めました。

およそ10年ほど前から化石燃料の枯渇やCO2排出による異常気象が顕在化されるようになり、このままでは人類の文明の存続に関わる問題が頻発することになると思わざるをえません。消費者はクルマや電化製品を快適な生活、利益の追求や快楽娯楽のために消費し続けるということになっていますが、いつまでも同じようにやっていかれると本気で思っておられる人はどのくらいいるでしょう。

現状でも自動車メーカーはPHVやEVの方向でシフトチェンジしていますし住宅関連も太陽光や自家発電を進めています。20年前とは明らかに違う動きです。深刻なエネルギー事情や異常気象が起こることを想定して緩やかに変化していく兆しです。おそらく私が生きていられる30年か40年くらいの間にガソリンを燃やして動くエンジンの全部は消滅しないと思っていますが、次の世代の途中で無くなってしまうのではないかと思います。

クルマだけではありません。もっと大量に化石燃料を使う航空機、大型船舶、火力発電があります。おそらく貴重な燃料を温存するために優先順位をつけて延命は図ろうとしますが、数万年の人類の歴史から比較すると一瞬の間で使い果たしていくと思います。日本近海にメタンハイドレートが現在の火力発電で100年分まかなえると発表されましたが、100年後は無いという意味でもあります。

自分の世代だけもてばよい。未来永劫安心できるエネルギー政策はあるのか。殆どの人は同じ考えですから今の生活レベルを落せません。「オートバイはガソリンを消費する乗り物だし、排気ガスも出すから乗るのはやめよう。」と考える人がいたとします。しかし、そんなことは偽善で自己満足の考えに過ぎないでしょう。なぜなら

例えば、動物を殺してはいけないと言いながら肉を食うというふうに、何のおかげで自分の生活が成り立っているかを忘れているということです。オートバイ遊びが出来る背景には部品や完成車を作る無数のメーカーが存在し、それら製品を製造したり、輸送するにも燃料が大量に消費されます。一部の愛好家が遊びを止めたとしても何の効果も出ないでしょう。

まして全員で消費を止めれば資源の消費は減速できると思いますが、自動車産業は日本の重要な産業ですから国家の存続に関わる問題になるでしょう。自動車でもオートバイでも購入して乗り続けることによって、多くの人が収入を得て別の商品の購買にも波及して国家が維持できるという図式なので、一部が節約に走ったとしても何のメリットもないわけであります。

ニュース番組などを見ていますと、原発推進の考え方は既に古く破滅的なことで、代替エネルギーが未来を左右していくようです。その筆頭は水素、資源はほぼ無尽蔵、有害な物質も生成されません。安全性さえ確保されれば割と早い時期に普及していくかもしれません。太陽光の分野も電池に蓄えることが既に古く、直接動力に変換できるようになるでしょう。もちろん、最も消費率の高い冷暖房も地熱や太陽光に変わっていくでしょう。そして、どうしてもガソリンが必要なエンジンのみバイオ燃料に対応するように開発されていくという未来像が見えてきました。

私の故郷愛媛には、みかんジュースの絞りカスを原料にしたバイオエタノールの精製に成功し、社用車すべてを自家製燃料で走らせている企業があります。ブラジルでは、とうもろこしから出来るバイオエタノールで走るクルマが国内の半数を占めているといいます。できる企業が既にあるのに政府はお金の使い方が分からず、高い燃料を言い値で買い続ける対策に原発を推進しようとします。

中国は国土も広く、人口が多いのに月へ行ってウランを取って来ようと計画したりします。おかしい人と、真剣に将来を見据えている人との格差が経済以上にありすぎるのではないかと思ってしまいます。

そういうわけで未来のオートバイは燃料やエンジンが今とは違ったものになって残っていくと思いますが、やはり私には関係ないことです。それが乗れるようになるころは生きていませんから、だから今までのオートバイを大切にしていこうと腹を決めているのであります。

 

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