2輪車(単車)とは道路を走ることのできる乗り物のことです。レーサーに乗るということは、同じ場所から少しも動いてないわけで、乗り物としての役割は果たしてないことになります。動かさないで置いておくだけの単車も同様です。
調子が悪いまま乗り続けることも、意のままに操れないわけで、乗っても不快なだけですね。
順法運転を心掛けるなら、高性能である必要はありませんが、ノーマル本来の性能から逸脱しているなら直ちに修理すべきでしょう。
実はこの単車、うちに来てからある問題を抱えていて、原因がわからず、すっとごまかして乗っていました。
思い当たる節があったので、キャブレターを外して問題の箇所を特定しました。このツインキャブはスロットルバルブを中間で連結して動作するようになっているため、バルブを開閉するシャフトがキャブレターを横に貫通しています。
キャブレターに対し内側の穴はフェルトシールで隙間を埋めていて、外側は真鍮のカップが圧入され密閉されています。
ところがL側キャブにはカップが圧入されていましたがR側キャブには、これが付いていません。おそらく走行中に脱落したのでしょう。
これが無くなったときの症状とは、エンジンは普通に始動しますが、スロットル全閉でアイドリングが6000rpmまで上がってしまいます。これの原因が2次エアーの吸い込みだとは前から疑っていましたが場所を特定するのに時間が必要だったのです。
当然キャブが薄い症状がでていて、寒さのせいで旧車のせいもあり、セッティングが狂っているかもしれないと思ったりしましたが、今回の修理で原因が特定できましたのでひと安心です。
パーツリストにも載っていない部分なので、アルミでプラグを加工して圧入しました。フェルトシールも粘着性の持続するビスタックを浸み込ませて組み付けました。
アイドリングは1700rpmで安定しました。
やっぱり玄関から乗っていける単車でないといけませんね。
30日ですけど近所の丸亀製麺にうどん食べに、わざわざCJ360でいきました。
これが調子悪い単車では行く気がしませんからね大事なことです。
さあ、すっきりしたところで続きに取り掛かろうか。
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