ツインチャンバーと言えばフロントフォークの方が有名ですが、これは2ストチャンバーの話。
オーナーさんの完全オーバーホールを経て最後のパーツ作りを託されているので、
ここで停滞させてしまっては申し訳ないということで、最優先業務として集中しております。
Vツインの後方排気ですが
他の例を見ないレイアウトが可能なのは
EFIの吸気系であることです。
2本のパイプが様々な部品の干渉を避けて曲がりくねった形状になっています。
これは製作途中ですが、この後、複雑なレイアウトを検討しながら形状を決めていかなければなりません。
このマシンは普通のオートバイのように金属パイプのリヤフレームが存在しません。
500V due、このマシンの開発に資金を使い果たして会社が倒産したと聞きました。
その後、別メーカーの傘下に入って存続したようです。
金属パイプのリヤフレームの代わりにドライカーボンのモノコックフレームが取り付きます。
このパーツ単品でR25の車体価格と同等らしいです。
チャンバーを付けるときはこれを外す必要があるのですが、取り付けレイアウト確認には、これを付けなければできません。
難解な作業になります。
右2本出しのサイレンサーも含めて、あと1週間くらい掛かりますので、完成するまで他の仕事は一切中断して集中することにします。
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