えー、骨折の治療方針が出ましたのでお知らせしておきます。
患部は右鎖骨の肩側ですが、骨が割れてかい離しており骨の癒着が困難と判断し、金具固定が適切ということです。
従いまして入院して手術しますので、暫く連絡が取れなくなります。
初めて骨折してから6度目になりますが最後に手術してから14年経過していますので30代以降は殆ど重傷をおっていないと言えるでしょう。
半年治療で休んだとしても、14年で平均すると1ヶ月あたり1日休業と同じですから、それほどでもないように思えます。
はっきり言えることはモトクロスは人生を狂わせるスポーツだということで他人にはお勧めできません。
運よく怪我がないとしても得られる満足は僅かなものです。他にも安全で有意義なことはいくらでもありますから、残された時間を大切にしたいと思います。
怪我の前日に先輩が出品しているプラモデルの展示会に所沢航空公園まで行ってきました。
そこで見たものは驚愕の「超絶技巧」でした。
模型メーカーがオリジナルになっています。
なんとキットパーツの組み立てじゃないそうです。
プラ板を曲げたり、絞ったりして成形してこしらえたプラモデルです。
「ど、どうやって作るの?」
思わず見入ってしまう精巧さです。
これも同じ制作者のオリジナル作品です。
実在する機体の写真資料をもとに再現されているそうで
実機の詳細を知り尽くした上での造形や塗装ですから
その豊富な知識と技巧の上手さに感動できる作品です。
これは、お誘いいただいた先輩の作品で
第二次大戦末期に日本軍が計画していた幻の爆撃機「富嶽」であります。
アメリカ本土へ無給油で飛んで爆撃を企てたそうで144分の1スケール。
右端に少し見えるのは同スケールのB29主翼なので、巨大さは想像を絶します。
エンジンは星形9気筒の4連装で36気筒を6機搭載で4枚のプロペラは逆転して反動を打ち消す2重ペラになっているのが特徴。
作品に触れてはいけませんので
貴重な富嶽の裏側を見せていただきました。
ハッチの中に見える枡が爆弾を格納するスペースを再現したといいます。
恐ろしい兵器です。
帰りの燃料は積めないので、爆弾おとしてから連合国のドイツまで飛ぶ計画だったようです。
当然護衛機は付いてこれないので、敵機に撃墜されるのは明白でした。
これも、終戦時まで開発された日本初のジェットエンジン戦闘機。
実験機は出来ていたそうですが実戦には間に合わなかったそうです。
主翼と尾翼が逆になっているのが、面白いです。
会場には100機以上の作品が展示されていて紹介できません。
プラモデル作って得られる収入は僅かだそうです。専門誌に完成品の見本を提供したり、テキストを投稿したりする人たちの集まりだそうです。
プロのモデラーさんたちの本気度が伺えた時間でした。
また来年見に行きたいと思います。
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