3年くらい前に製作を頼まれたアルミタンクを今頃になって作り始めました。
取り付けを合わせるフレームはお預かりしていますので、ご注文は継続していると勝手に解釈して
アルミ板を木ハンマーにて叩き始めました。
ここまで成形するのに二日掛かりでした。
タンクの製作するのに必要なプレス機や金型などの設備は一切ありません。
板金鋏と万力、木ハンマーだけです。
セメントで造型しましたが、叩き台にはなりませんでした。アルミ板の形状を当てがって確認するために使います。
鉄板の作業台の上で叩いたら、大変な騒音で、警察に通報されたり、仕返しの嫌がらせをされても詰らんことになりますので
床のコンクリートの上にウエスを敷いて叩くのが一番静かでした。
ようするに、一般家庭の軒下で出来るくらいの道具ですから、どのような物ができるか保証できません。
叩き出したアルミ板を仮止めして、形状の確認をしました。
すると、このままでは問題があることに気がつき、明日やり直しすることにします。
私は根気が無い方だと思いますので
同じ作業を繰り返していると段々仕事が雑になってくるので、気晴らしなどしながらゆっくりやるようにします。
去年はチャンバー6台分、奈良まで納品に行ったあげく、キックが当たって全部持ち帰ってやり直したんですから、
これはやり直してもタンク一個なんで大したことありません。
不具合箇所を修正してアルミ板を仮止めしました。
この後、本溶接して研磨すればタンク本体は完了ですが、今度は溶接の鬼です。
口金とコック、後部ブラケットもこれから作りますので4日くらいの作業と思います。
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