今日は一日サンダーマンです。
溶接したばかりのアルミを削るのは意匠を施すためです。
先ずは盛り上がったビードをサンダーで削ります。
削り過ぎると修正が効かないので慎重に行います。
溶接はあっという間にできますが
完全にけずるには10倍くらい時間がかかります。
タンクの表面は溶接で歪みます。
ビードの端が引っ張られて凹んでくるので
これを修正するために
アッパーとロアーの組み立て前に行います。
そしてダブルアクションかけます。
デフォームが分かりやすくなります。
僅かな凹みを見つけて裏側から叩いて修正します。
組み立ててから気付いても修正は不能ですからこの段階が仕上がりを決定します。
ロアーハーフはサンダーが入らない形状なので、サンドペーパー手仕上げです。
セメント型で叩き出したのでハンマー痕が多くて滑らかになりません。
アルミ板金はイタリア職人が有名ですが
昔のGPレーサー用のカウリングもアルミ板叩き出しで作ったものでした。
最近はこういうことしなくてもハイテクのモデル造型機とプレス加工で高品質なものが作れますから板金職人目指す人もいなくなったのではないかと思います。
私は資金がないのでハンドメイドしかありません。
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