2016年2月アーカイブ
「タンクはオートバイの顔だ」などと言っている奴が凹んだままのタンクを使っていたのでは信念に反する。
というわけで、チェッカーズのシマダさんからPV50チャンバー代金の代わりに頂いた3型RM125のアルミタンクを直すことにします。
マジックで囲んだ部分が凹みです。
目立つ凹みは3か所確認できます。
これらを、塗装する前に修理します。
今回はこんな道具を作ってやってみます。
アルミ板にM8のネジ付きカラーを溶接し
鉄の棒をネジ込み引っ張るつもりです。
凹み箇所にアルミ板を溶接して
バーナーで炙りながら引っ張ります。
かなり板厚が薄いらしく、
あっさり板が割れてしまいました。
こりゃあ余計な修復作業になったぞい。
やめときゃよかったな。
と後悔先に立たず。
溶接しては削って均すを何度か繰り返し
メチャメチャな肌になってしまいました。
自分のだからいいけど、こんなに下手な修理では人のやつはできませんね。
これ以上やっても綺麗になる気がしませんので
これくらいで止めておきます。
仕上がりは塗装屋さんに委ねたいと思います。
塗装はフラワーオートさんに頼みます。
四国にいたころは桶川という河原にモトクロスコースがあるものと思っていました。
埼玉へ来てから、あれは荒川で、場所は川島町だとわかりました。
しかもコース名はセーフティーパーク埼玉という、どこにも桶川に絡んでいないというのに
正式に桶川と呼ばれた理由がいまだに不明のコースで開催された全日本MX。
これはTV放映されたもののようですが、私の記憶にはありません。
あの頃はホンダ栃木工場に長期滞在で会社で借り上げた宇都宮駅前のホテル住まいでしたから
TVも観ていないし、MXしにくい環境に置かれていましたから、このレースは今回初めて観ました。
日本のモトクロスが最高に盛り上がった時代であることを観客の多さから想像できます。
MFJレギュレーションも変革の時期で、125と250両方乗るのが当たり前だったのに
国際A級は前期と後期にわかれて、250と125を乗り換える規則だったと思います。
だからこのレースは全員250ccで予選も3組あります。
国際A級が半分以上予選落ちになるのですから必死になりますよね。
ホンダはオートマチックRC250Mで宮内隆行と大塚忠和が走っている貴重な映像です。
無限の安井崇、ヤマハの田淵武、SUZUKIの松田強、馬場義人。川崎はチャンピオン岡部篤史。
誰が勝ってもおかしくない強豪ぞろい、面白かったねー。
しかし、OPのレポーターは他の人に頼めんかったかいね。
アイボンかヒカルンバみたいなのでええんよ。
日本で最初に開催する公式戦ということです。例年なら極寒の中、凍えながら走ったのですが
今年は暑かったです。ついでに超マディーのレースでした。
昨日の夜中から明け方にかけて雨の音を聞きながら布団で寝ていましたから、半分行くのを止めようかと怠惰な考えと走りもしないで諦めているのは情けない敗者ではないか、と悪魔の囁きが・・
結局マディーが分かり切っているのにオフビへ行ってしまいました。
一台止まると次々に止まる。
そして上がれなくなったマシンが逆走し、人がコース内に入って助太刀する。
午前中のレースは大体こんな感じです。
上級SEもスタック続出ですから、失敗しても恥ずかしいことじゃないです。
挑戦する気持ちが大事だと思います。
たぶん普段の生活でこんな辛いことしてないじゃないかと思えます。
苦難を乗り越えたときに違う自分になっているでしょう。
スタックしているマシンを出してあげるコースオーナーの福本さん。
「オイ!チャンピオンに何やらせんだよ」
私も午前中のレースは路面が難しくてコースアウトしてしまい完走者中最下位の9位になってしまいました。
やはり156cmで450操るのは無理かなと心が折れるレースでした。
メインイベントGP&SEのスタート前
今年MFJ3階級特進のペイントマンユージの息子と91年MXデナシオン代表選手の田淵武選手。
KTMに乗り換えた星野優位など、役者は揃っています。
が、しかし路面がねェ。
午後のレースも大失敗を犯してしまい
スタート直後にギヤ抜けして最後尾からの追い上げで3位表彰をいただきました。
大勢のライダーが転倒している脇を無転倒で走り続けただけですが
ちょっとスピードが速くても転倒したタイムロスは挽回できませんから、転ばないという作戦の結果なのです。
朝、雨音を聞いて止めていたらこのような経験が積めなかったわけですから良しとしましょう。
しかし午前中450のキック踏みすぎて腰痛がぶり返してきました。明日のの仕事が辛いだろうなー。