なかなかエンジンかけさせてくれないヴィンテージマシン。
アルミタンクに取り替えたのですが、燃料コックに問題が発生しました。
タンクにガソリンを入れた途端、コックがOFFにも関わらずガソリンが漏れ始めました。
正面のプレートはリベットで固定されていますので
リベット切除して分解しますが
再組立ては不可能になります。
本来、新品にASSY交換するべき部分ですが部品入手が難しいので
修理することにしました。
GAS漏れの原因はゴムパッキンのヘタリと硬化です。
4つ穴が開いた円形のパッキンですが
上がリザーブ、下がONの通路で
右が出口に繋がり、左は回り止めです。
新にゴム板からパッキンを切り出し装着しました。
リベット止めのところをφ2.2mmで貫通させ、M2.6のネジ止めに変更しましたので再組立てできました。
ガソリン漏れはエンジン始動不良だけでなく引火して火災を引き起こすため、直しておく必要があります。
もう一つ不具合があって、ガス漏れするのにONにしても出口からガソリンが出てきません。
これではエンジン始動するはずがありません。
パーツクリーナーを通路に吹いてみると導通がありません。途中にゴミが詰まっているようです。
エアブローしてみると豆鉄砲のように固形物が飛び出して貫通しました。
これで燃料コック復活です。
ガソリン入れてON、OFF動作確認、
リザーブは必要ないので
リザーブパイプは短くカットしてあります。
普通は故障しない部分ですが
40年も経過すると、思いがけないトラブルに見舞われるものです。
今度はあっさりとエンジンかかりました。
良い圧縮、良い火花、良いガソリン
エンジン始動の3条件ですね。
カッコええのー RMは!
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