無限ME125ですが、チャンバーとサイレンサーを繋ぐジョイントパイプはKA3同様だと思いますが
レストレーション中に紛失してしまったとのこと。
85モデルですから純正廃番でしょう。
これではエンジンOH済みでも試運転できません。
部品探すより作った方が早いので
新造させていただきます。
パイプカーブは目検討です。
ベンダーも必要ありません。
手でグイっと曲げます。
差し込みもパイプエキスパンダーなど使いませんが
φ25.4芯金作ってプレス圧入して拡管します。
これくらいなら全部ハンドワークでいけます。
ジャストサイズにできました。
スプリングフックも取り付けて任務完了です。
このマシン、有名ですが細部を見るのはこれが初めてです。
市販車に似ているだけで無限が各部に手を加えているようです。
例えば右ラジエターが大きいです。
多分KA5(CR500)のラジエター流用だと思います。
冷却効率はラジエターコアの表面積で決まるのです。
リヤフォークエンドもこのとおり
量産はチェンテンショナーのボルトが後ろに突き出したタイプですが
これは突起のないエンドピースです。
転倒してボルトが腿に刺さる事故が起こるので安全のため対策されたものです。
アクスルのサイドカラーやナットがチタン合金の削り出しによるものです。
ワークスマシンは虚飾ではない実用的な機能美に溢れていて目を楽しませてくれます。
さてエンジン組み立て担当、COSMICのI岡さんとこへ急いで届けてきます。
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