2014年にモデルチェンジされたKX85ですが、今週末に関東選手権開幕ということで
急遽、チャンバー/サイレンサー作りました。
エンドキャップを中にはめるタイプです。
アルミの丸棒から削り出すので
キャップ部分だけで3時間もかけています。
大会社なら型押しプレスで大量生産するところですが、
パンチング以外オールアルミなので
強度が必要な部分だけ厚肉にしたいことが
削り出しの理由です。
ジョイントパイプ内径φ21から
エンドパイプ内径φ24に拡大しています。
この方がパワーフィーリングが良いということなので採用しています。
音量測定も去年合格しているので問題ありません。
2mMAX法になってから近接騒音時代より規制が緩い感じがするので
作り側からすると簡単です。
チャンバーは一昨年、実走確認したタイプの継続です。
高回転高出力の割に低速の落ち込みも少ない仕様なので、扱い易さとパワーアップを両立できていると思います。
今週末はOFVで関東選チェックしに行きましょう。
こんな取り付け状態です。
ノーマルと大幅に違っていますので
実車で確認するまでよくわかりませんでした。
適性なクリアランスを保って取り付いているので治具に反映させたいと思います。
ローボーイとアップチャンバーの中間のような形状でサイレンサーのマウントに合わせたか、テールパイプの距離を稼いだデザインのサイレンサー。
いろいろと考えられたデザインなのです。
OSK(オーツカショウカキ株)さんとこのKX85です。
社長は18歳でHRC契約ライダーとなり
オートマチックRC250Mの勝利など
モトクロス界でも希な経歴の持ち主です。
現役時代に契約しなかったカワサキでやらせているのもメーカーのしがらみのない
独自路線で活動していく意思の表れかと推察します。
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