溜った残務を終わらせないと、新たな仕事にかかれません。必死でやってます。
腐って鉄板に大きな穴が開いている
CL50マフラーです。
このようになったら普通は修理しません。
捨ててください!
ところが20年来の知人から紹介されたということで、修復を頼まれました。
(顔知ってるくらいじゃダメじゃよ)
一応、捨てたらどうかと進言したら
どうしても使いたい、形にはこだわらないから使えるようになればいい。
このように言われるので渋々うけました。
しかも、予算はいくらか?
これは安い方がいい、年金暮らしなんで新しいの買うつもりもない。
こういうわけですよ。そりゃうち以外でやってくれる業者さんは見つからないかもしれません。
金はかけられませんから
金型作ってプレス成形など無理です。
ハンドワークで取り替える部分の板金部品を作りました。
表と裏で若干違う寸法ですので
2種類の部品になっています。
切断して内部構造も確認できましたので
同様の寸法で復元してあります。
直したとこが長持ちするように
開いているうちに錆止めの耐熱塗装を施しておきます。
左右の板金部品を合わせて溶接し、
修理品と結合しました。
これで実用上は純正相当でしょう。
錆落としや耐熱塗装はお客さんが自分でやりたいそうなので
このままで修理完了です。
ご希望通り、インナーバッフルは抜けるようにしてあります。
腐ったマフラーではバッフル脱着不可能でしたので。
工作時間は1日かかりましたので1万円くらいはもらいたいです。
一件落着
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