4型(78年)RM125ですが、去年ドライブスプロケット摩耗でチェーン脱落しました。
純正のスプロケットを調べたら、ナメてしまったのは13Tでしたが標準は14Tということが
判りました。
当然ドリブンスプロケットも違っていたので、この際標準にして乗ってみようというのが
問題の始まりでした。
この車両は4型だと鵜呑みにしていたので、78年の標準で59T(在庫一個限り)を注文してみたら
ハブ取り付け部が全然違っていて使えません。
どうやら3型以前のリヤホイールが取り付けられているようです。
それならば3型の59Tを注文しようとしましたが在庫が無く、海外お取り寄せなら可能だということですが
スプロケットごとき、作ってしまえという考えにいたりました。
部品メーカーならCNC加工で作るところですが
当方には加工機がありませんので
フライスと旋盤だけで加工します。
A7075の板を取り寄せましたが
t8しかありませんので
スプロケットの板厚t7.3になるように
切削しています。(428サイズ)
3型のハブ穴は予め加工しておいて
ハブセンター基準で外周とピッチ円周上に
59個の下穴を空けておきます。
刃先を加工しますが
これはバイトがビビッてダメでした。
大体の形状はできたので、後で修正します。
刃先の形状を整えます。
正確なピッチ円と刃先の形状ができていないと
チェーンがうまく食いついてくれないです。
改めて標準のスプロケットの加工精度が重要なことに気付かされます。
純正品に準じて、肉抜き穴加工しています。
8回段取り変えしますので
8か所穴加工で2時間かかります。
トータルで冶具加工も含めて
1.5日費やしています。
1万円以下で完成品買えることの
ありがたみをヒシヒシと体験できました。
左は3型ハブセンターのマスターに
右が4型純正品、ピッチ円のマスターに
図面が無いので現物が役に立ちました。
下側が今回のワーク
組立て確認OK
チェーン滑らかに回ります。
これでいつでも乗りに行けるというわけです。
スプロケット注文して作るメーカーもありますが、これは自分で作るという遊びなんで
他人に頼んでいたら遊びにならんですからね。
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