先月、四国へ帰ったときに讃岐のMさんから頼まれたエキパイ成形です。
ヤマハの最初のトレール、DT1のレーサーを作っておられましたが、エキパイの180°曲げの部分だけ
担当させてただくことになりました。
これが本物から切り取った見本です。
実用に耐えないことは明らかですが
原型が残っていれば採寸できますので
これを元に作ってみたいと思います。
本物のパイプは、この通り丸くありません。
そこで、真円パイプに置き換えた寸法を決めることから始めます。
周長を測るということでもいいですが
楕円断面の最大と最小の直径を測り
平均してみました。
目標値φ47
展開図
2枚合わせてパイプ1本になります。
外周を折り曲げて突合せ溶接します。
口元に水圧ポンプ用の金具を溶接すれば
膨らまし準備完了です。
膨らませました。
展開図より曲げ角度がきつくなっています。
実物より若干緩いカーブにする必要があります。
曲げカーブは合っていますね。
現物が太いようにみえますが、扁平になっているので、これで同寸です。
経験値がありますので
大体一発でできます。
外径は誤差0.5mmくらいになっています。
実用上問題ない範囲でしょう。
口金はMさんが加工するので
パイプの成形はこれにて完了です。
作業時間4時間でした。
思い立ったら、その日のうちに出来る時間ですね。
役に立てれば幸いです。
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