チャンバー・ワンオフ製作のため、お持ち込みいただいているKMX200(87年式)です。
取り回しはノーマル形状で依頼されていますので
ソックリとはいきませんがノーマル形状踏襲しました。
意外と難しい形状で、長時間費やしてしまいましたが料金は取り決めてあるので
金額アップはありません。
まあまあ似てきましたね。
まだステーは取り付けていません。
ノーマルサイレンサーに合わせたテールパイプ位置です。
タンク下のスペースが奇跡的に一発で収まったので助かりました。
全部繋いでみないとギリギリのところはわからないんです。
サイレンサーも新作です。
ノーマルのフロントパイプが外側にオフセットされています。
インナーパイプのラインを食い違うようにして消音する構造ですが
当然抜けが悪いはずなので
ストレート構造にしてあります。
エンドパイプは排気ガスがナンバープレートを避けるように左下45°方向に
大事な旧車ですからね、汚くならないことも大事です。
これで完了です。
ノーマルチャンバー外形寸法測定しても
パイプが2重なので正確にはわかりません。
そのため1枚板の寸法を推測して補正したスペックを作って製作しました。
パワー特性確認のため
近所のテストコース(公道)で走らせてみました。
冬期のため水温が適性になるまで暖気運転してから急加速、10000rpmのレッドゾーン手前まで息付きなく吹け上がります。
低速トルクは思ったより少ない感じですが
アクセルだけでついてくるので問題ないでしょう。
パワーバンドは6000rpmから、(たぶんKIPSの開くタイミング)ワイドな感じでストレスありませんが十分速いので一般道では安全に気を付けましょう。
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