2019年9月アーカイブ

冬場は寒すぎて無理、峠は路面凍結も恐ろしい。
夏は暑すぎてもっと無理、特に1リッターの熱量はすさまじく
フルカウルのため放熱は足元に集中していて、まるでファンヒーター抱えているように熱い。
そんなわけで、この時期を逃したら乗る時期ないなと思って、午前中ツーリングに出発しました。

圏央道完成してから、箱根まで行って午前中に帰って来れると聞いたので実行してみました。

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鶴ヶ島7時に出発して8時半にはターンパイク最初の駐車場に到着しました。

ここはアクトオンTVの番組で「片山右京の車談」というのがあって
片山さんが高級車の試乗をする内容のオープニングで毎回待ち合わせに使っていた場所に違いありません。

平日の朝なので、あまり上ってくるクルマはいないのですが、数台のチューニングカーが
快音響かせて通過していきました。















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画像の向きが横になったままでスミマセン

ターンパイクは思った通り快適に走れました。
一般車両の少ない時間帯を選んでのことですが、道幅も十分ありタイトな部分がなく
走りやすいワインディングと視界の開けたストレートの連続で気に入りました。

大観山のアネスト岩田スカイラウンジで芦ノ湖など見ながらまったり過ごします。

休日はごった返していると思うので平日が狙い目です。


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途中の駐車場でNSXが何回も往復していたのを途中の駐車場で見かけたので

スカイラウンジに停めたところで声掛けさせていただきました。

「元ホンダ社員で、このクルマを栃木工場で作った立ち上げメンバーでした。」と話しかけたら初老のドライバーさんが微笑まれて
しばし車談しました。

この車両を92年に新車で購入してワンオーナーで維持されているそうで
現在走行18万キロ
10万キロでエンジン回りオーバーホールされて好調だそうですが
購入後7年くらいからトラブルが出始めて、サスペンションやメインハーナスを取り替えたので、部品代で何百万もかかっているそう。
すばらしいことにNSXに限っては30年経過しているにも関わらず部品の供給を続けると
ホンダ上層部が明言され、2040年までは継続する方針だそうです。
そのためには図面も金型も部品メーカーに保管させて、注文がまとまれば再生産する契約をしてあるのでしょう。
やはり車両価格700万円お支払いいただいたお客様は株主も同然の対応をしていただけるということです。
2輪は4輪とは別の予算で動いているので絶版車の部品供給などということは商売にならないので廃番にしたままということです。

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私が担当した部品でコンプライアンス・ピボットというジュラルミンを冷間鍛造で作ったサスペンションアームのブラケットがあります。

通常のスポーツカーではダブルウィッシュボーンは乗り心地が固く、快適ではないのですが、コンプライアンス・ピボットのゴムブッシュが衝撃を吸収し、乗用車と変わらないクッション性を持ったハンドリングを実現したと唱っていたのですが
10年も乗っているとゴムがすり減ってガタガタになるそうで、ゴムだけ部品交換が効かず、ジュラ鍛の本体とアッセンブリーでないと購入できないのですが
この部品代が左右で60万円するので

供給されるのはすばらしいことですが、購入には勇気がいるものです。
このオーナーさんはゴムブッシュの部分を固定に改造してあるので、ステアリングのダイレクト感が増してよかったとおっしゃってました。ミッションも5速から6速に組み変え、デフはLSDに換えてあるので
相当走りを楽しまれているようでした。


この後芦ノ湖まで下りて、箱根神社参拝して、箱根新道⇒西湘バイパス⇒圏央道のルートで
午後0時に帰宅して午後から仕事開始できました。
サマータイムは朝5時に出発すれば9時には帰って来れる弾丸ツーリングです。

ZX10R乗るときは走りだけに集中したいので、ツーリングといえども一切、荷物を積まないでいきます。
途中で一服するためのサイフと緊急時連絡用のスマホだけ持っていきます。
さて田舎モンの私は関東近郊の道でも行ったことない場所だらけなんで
ナビゲーションがあった方がいいな、と思ってグーグル・MAPを見ながら走ってみることにします。

そんなわけで連休を利用してスマホ・ホルダー装着してみました。

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スマホホルダー本体はモト・プランニング製
ハンドルパイプにクランプするタイプにしたのですが
10Rのセパハンにはクランプできる部分がありません。

なので画像のようなステーを製作しました。

ハンドリングに影響のない固定箇所が一つだけありました。
ステアリングダンパーのフレーム側取り付けボルトを利用するものです。




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最初は正面にスマホを取り付ける予定でしたが、メーター類の視認性が悪いことが分かり、右側にステーを向けて

ハンドルフルロックで当たらない場所に固定することにしました。

高い位置なら全くハンドル廻りに当たらないですが、スマホがスクリーンからはみ出してしまうのを嫌って、極力低いポジションを取りたかったのです。





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これでタンクギリギリの高さにマウントできました。正面のメーター類を妨げることはありません。


このスマホホルダーはバッテリー電源つなぐ
充電器付きなんですが

この車両にはUSB端子を装着してあるので
元々モバイル充電機能が備わっていました。





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こんなコックピットになりました。

これで目的地しゃべってルート検索してもらえます。

昔ならゼンリンかミリオンの地図見ながら旅してましたが、今はこいつが頼りです。

こないだも都会の道が分からなくて、コンビニ寄って地図立ち読みしたり
交番で道聞いたりしましたが

もう必要ないぜ





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休みの日は仕事しないんですけど

今度作るチャンバーの車体を段取りしておくことにします。

125フレームに200エンジンを換装してあったのですが、エンジン位置が悪くて
後で問題がでても責任が負えないので

事前にエンジン位置を直しておこうと思いました。
これはエンジンハンガー切り落として
正しいであろうエンジン位置に仮置きした状態です。

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持ち込まれた状態では
ケース下側がロアーパイプに当たるので
排気側が持ち上がった位置で
キャブレターも後ろ下がりになって、エアクリーナーのジョイントも難しいでしょう。

当然取り付くマフラーもないので
車体にあわせてワンオフ製作することになったのですが

フレームの当たるところは凹ませて
エンジン前側を下げて、キャブレターも水平になりました。


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エンジンハンガーは新規に切り出し
溶接します。
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エンジンマウント装着確認できたので

剥がした塗装のタッチアップ
このあと再びエンジン載せて
ようやくチャンバー製作の段取りができました。

頼まれた内容ではないですが
エンジン位置がダメだからやり直して持ってきてください、と言うより自分でやった方が早いと思ったためですね。
現行新車で買える250ccトレールバイクはホンダCRF250Lとヤマハ・セローだけになってしまいました。
時代の流れで4輪では省燃費や低排ガスなど環境性能を充実させながら自動ブレーキ、自動運転など安全性を持ったクルマ作りが必要だとメーカーが努力する中で
2輪車も交通手段の一員として無視するわけにもいかず、低エミッション、ABS、トラクション・コントロールなどの性能が備わっていないと販売しにくい状況が影響していると思われます。

そこで顧客のニーズに応えるのでなく、メーカーの販売戦略優先の動きで今回、やりたくもない作業をやる破滅になったのであります。


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モトクロスの先輩が新車から乗っている
CRM250R(2型)がツーリング中に
エンジンがロックして停止しました。

先輩がエンジン降ろして
来られたのでクランクケース分解してみると
この通り、クランクウエブのカバーが割れて
破片がケースに噛みこんで止まったようです。

通常ならクランクシャフト新品交換するだけですが、
30年前に生産したバイクですからエンジン部品の大半が純正廃番で購入できません。


ネット通販で中古品捜してクランクシャフト1本だけ見つかったので注文しました。

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CRMは年式によって部品仕様が変わっていることが分からず
注文したクランクシャフトは3型用であることが判明、
シャフト径は同じなので、なんとか流用できないものか

ドライブギヤのカラーも廃番で別の機種で供給されているものを取り寄せハメてみると
シャフト根元からカラー外側端面の距離が
5.6mm長く、そのためOリング溝まで被っていません。

そこでカラー内径の突き当り部分を5.6mm中グリ加工すれば2型のエンジンに使えるという算段ができました。


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カラー加工してクランクケース組み立ててみました。

クラッチギヤとバランサーギヤの位置は
バッチリ問題ありません。

ML3のカラーを加工しただけで
3型のクランクシャフトが2型エンジンに組み付けできました。

あとはRカバーとオイルポンプ取り付ければ
先輩にお返しできるのですが
本人はこのエンジンはほぼ諦めていて
割りと綺麗な車体だけ売却しようと言っていたので、気が変わるかもしれません。

ドリーム店とハトヤでCRFの新車見積もりをしているのでした。
僕は部品代だけもらえれば、どっちでもいいですがね。