前回エンジンマウントやり直したKDX125車体の200エンジン用チャンバーの製作です。
この車体に取り付くチャンバーの型は存在しないので、一品製作です。
過去にKDX200ノーマル車体に取り付くチャンバーは2回ほど作ったことがあることが分かりましたが
資料が殆ど残っていなく、手探りで形状を決めることになりました。
3日ほど取り付け不可能なパイプを試作しては、やり直すこと5回くらい繰り返して
まあまあ取り付くであろう形状のパイプができました。
ラインナップ品ならこの作業は必要ないので
一品製作する場合は作業時間が計画できないので、納期を質問されても「やってみないとわかりません」と答えるしかありません。
作ったパイプを全部繋ぎましたが
この状態でないと取り付けレイアウトの正確な位置はわからないのです。
下に置かれているのは取り付け不能だった
パイプの残骸です。
全部スクラップになります。
マウントステー類が取り付けば
最後に耐熱クリア塗装で出荷状態になります。
錆止めが目的なので、ラベンの缶スプレーですが無料でサービスしています。
車体取り付け状態です。
サイレンサーは社外品に合わせて、テールパイプ作りました。
パイプの諸元は寸法で把握しておりますが
200のエンジンということもあり
中速の吹け上がりが強力かもしれません。
推定なのであまり調節はできないんですが。
エンジン動くようになってからキャブセッティングで乗り易いところを決めるといいでしょう。
エンジンは載っかっていますが
いろいろなパーツが取り付いていない状態ですね。
後は乗る人が考えて仕上げられると思います。
口元のOリングやテンションスプリング関係はKDX200の純正部品が供給できましたので助かりました。
機種によっては純正廃番もあるのでカワサキは比較的いいですね。