75年型といえば私は中学生でしたから、この車体は初めて見ます。
初めて見る車体にチャンバーを新造するという、ご注文です。
困ったことにノーマルチャンバーが取り付かない車体で、純正マフラーの取り付け状態を
確認することができません。
この年式のシリンダーヘッドは
アップチャンバーを取回すため
ヘッドの冷却フィン右側が削除されたデザインになっているはずですが
この車体はシリンダーヘッドの冷却フィンは切り欠かれていないため
チャンバーを通す隙間がありません。
このとおりタンクとフ冷却フィンの隙間がありません。
Φ90のパイプが当たるほどの狭さなので
パイプの上下を潰して通しましたが
これで隙間限界でしょう。
「冷却フィンを削らないで」という依頼者からのご注文なので仕方ないでしょう。
しかもサイレンサーをマウントするステーが
フレーム側には存在しません。
ノーマルがどのように取り付いていたか確認できない以上、自分で決めさせていただくことにしました。
フレームが綺麗に塗装済みのため
ステーの増設はしないで
2か所のバンドに溶接ナット付けて、テールパイプとサイレンサーを固定してテールの動揺を抑えました。
サイレンサーはノーマルが付くようにしました。
リヤショックを避けるために極小RのS字テールパイプになっています。
これに合わせてオリジナルサイレンサーを作ります。
以上業務連絡でした。
3月中の完成に余裕をもって進行中です。
コメントする