2020年8月アーカイブ

業務連絡、進捗状況説明のため、画像を載せています。(お客さん了承済み)

IMG_0807.JPG
ステンレス板を巻いて、パイプ溶接できました。

この形状を得るために新規に型作成したので、5日掛かりですが

サイレンサーまで作りますので
あと3日くらいですね。
新造はなかなか進まないのです。






IMG_0808.JPG


まだテールパイプもマウント・ステーも付いていません。

車体との位置関係を確認しています。
問題なければ月曜日からサイレンサー作り
始めます。



予約がたくさん控えていますので
早く完成させたい。

                   


IMG_0811.JPG


チャンバーのマウントステー装着と
サイレンサー製作完了しました。

車体が小さいので
KDX125SRのラインナップ品と比較して
車体が小さいため、テールパイプとサイレンサーが短くしてあります。
スペック絡みではないです。
サイレンサーエンドをタイヤエンドから突き出ないための寸法です。

排気の抵抗が若干下がるのではないでしょうか。


IMG_0810.JPG

これでフルエキ完成です。

ちょっと雨降ってきたので
後でエンジン掛けてみましょう。




           

 





20200827_101920.jpg
エンジンはノーマルのようですが
キャブレターはPWK30に交換されており
レイアウト上エアクリーナーは付けられないのでショートファンネルにステンメッシュのカバーという吸気系です。
オイルは分離給油なので
冷間始動は白煙がモウモウ出てきて
屋外でないと始動できません。

3分ほどブリッピングして白煙が消えてきたら暖気運転完了です。
後付けの水温計が役に立ちます。

騒音はトレールバイク並み、ステンレスの響きはありますが静かです。
走り出すと低速も普通にあるので
発進に神経は使いません。
KR150RRより低速域が扱い易い印象です。
チョットアクセル開けていくと中速からハッキリとパワーが立ち上がってくる。(KIPSの効果か)
そのままフラットに高速域まで吹けあがっていくので、乗り易く十分なパワー感じます。
12インチホイールなのでコーナリングは唐突な動きに気をつければ安全でしょう。

小さい車体で1クラス上の動力性能、そのままの感想です。
なんといっても、このユニークなスタイリング、面白いではないですか。












 

最近の改造車の傾向は125クラスの車体に250のエンジンを換装することが多いです。
今回はさらに小さい80クラスの車体に125のエンジンですから、補器類はかなり狭いスペースに
押し込まれることになります。

IMG_0802.JPG

エンジンマウントに苦心の跡が見られますが、言われなければ分からないくらい違和感のないKDX125エンジンに換装されています。

敢えて小さい車体に載せるメリットはなんでしょうか。フレームの剛性やサスペンション性能、バンク角など幾つかの犠牲はあると思いますが
レジャーバイクに一クラス上の動力性能。
これに尽きるではないでしょうか。
KDX125ノーマルより軽い車体に機動性というテーマだと思いますが
この車体専用のワンオフ・チャンバーが必要だったということです。

IMG_0803.JPG

お客さんの注文で、ステンレス製にすることにしました。

エキパイ部分をトレールバイクの型を流用してステンレス板の膨らましで製作しました。

小さい車体なのでパイプ前半で距離をかせいでおきたかったのです。







IMG_0804.JPG

パイプ後半の部分は形状を検討しなければなりません。

製作に必要な展開図を得るため
手計算で描いた図面に基づいて、鉄板でパイプの模型を作ってレイアウト検討します。

地上高が低いため極力フレームに近づけた
位置にしようと思います。

最近はPC上で展開ソフトを使って作図するみたいですが、僕は30年前から作っているので、紙と鉛筆があれば作図できますので
ソフトウエアいらないです。(時代遅れ)

IMG_0805.JPG


展開図作成できました。

これをステンレス板に罫書いて
板金ハサミで切り出し、手で巻いて作ります。

ステンレス板は鉄板より硬いので
切ったり巻いたりするのに2倍の労力を要しますので、製作費もスチール製の2倍ということにしています。

ワンオフの場合は型代別途一万円。




6月初旬に整備した畑でしたが梅雨の時期を過ぎるとこのとおり雑草が茂ってしまいます。
IMG_0773.JPG

実家の前と、この畑363平米の雑草を刈り取ることが帰省の目的なので炎天下ですが
作業を進めます。

さーて何日かかるかな。









IMG_0790.JPG


猛暑で熱中症になりそうなので、半日づつ
二日掛かりで刈り払いできました。

今回は盆休みなので重機の回送ができませんのでコース整備はやりません。

なので午後からは、行っておきたい場所があるので移動しました。

家からクルマで1時間くらいですが行ったことないので、どんな場所か楽しみです。




IMG_0776.JPG

途中で見つけた海水浴場
大角海浜公園
ここは来島海峡の近く、向こうにしまなみ海道の吊り橋が見える美しいロケーションです。

透き通った海水は千葉や湘南の海では見られない気持ちよさです。
これが瀬戸内海の魅力の一つです。


最初の目的地は高輪半島の北端です。
愛媛県の最も北になります。



IMG_0779.JPG
山の上に電光掲示板が見えます。

ここは潮の流れる方向と流速が目まぐるしく変わる海の難所です。
掲示板には夜間でも分かるように
⇒は潮の流れる向き
数字は流速をノットで表示して海上の船舶に知らせる、日本でも珍しい施設です。

来島海峡を運行する船舶はこの表示に基づいた運行計画を立てなくてはなりません。

昔はこの海域を支配した伊予水軍が、狼煙や焚火で仲間の船に合図を送った場所だそうです。

IMG_0780.JPG

ここが半島の北端です。

村上海賊の番所だったので
船を碇泊する杭の跡が残っています。

黒船来航の後は外国船の襲来に備えて砲台も設置されていた場所です。

半島の先端を「鼻」と呼ぶのですね。






IMG_0781.JPG

次の目的地は国立公園「梶取ノ鼻」です。
大角から西の方角に突き出た細長い半島の先端に灯台があるということで見に行きました。

途中、2車線の素敵なワインディングを通って宮崎という地区に着いたのですが
そこから先が土砂災害で通行止めになっているのです。

仕方なく漁港近くの無料駐車場にクルマを停めて、徒歩で向かいます。
通行止めの看板から2.2キロ先が梶取ノ鼻ですが、道は何年も整備されてない感じで
落ち葉や泥が溜り、1.5キロ付近から大規模な崩落を複数発見しました。
ネットで調べたら2013年まではクルマで通行できた記述がありましたが
その後は何回も大雨による土砂崩れで崩壊が進んだ模様です。
今治市所有の公園があるのですが、ここを多額の予算を投じて復旧するメリットがなければ、このまま廃道になるのではないでしょうか。

IMG_0785.JPG

1時間ほど歩いて
確かに灯台がありましたが
完全に藪に埋もれていて人が入った形跡がありません。
見晴らしがよくないので、直ぐ引き返します。



日が暮れたら、あの崩落現場に滑落して死ぬかもしれません。
早よせな早よせな


IMG_0784.JPG


帰る途中、雑木林の隙間からいい感じのビーチが見えます。

崩落現場は通過できたので
日が落ちても大丈夫と判断して、
寄り道することにしました。

途中に看板があって
「七五三ケ浦」(しめがうら)と読むそうです。

狭いけど舗装された1車線の坂道を降りていきますと、キャンプ場の廃墟が現れました。



IMG_0787.JPG
ネットの書き込みを見ると
全国からキャンプツーリングのバイカーが
訪れて泊まっていた場所のようです。
通行止めの前は人気の観光スポットだったようです。

キャンプ場の看板によると
縄文時代初期5千年前から2千5百年前あたりの住居跡や土器が発掘された
「七五三ケ浦遺跡」があったようです。

江戸時代は村上水軍の碇泊場所でもあったこの砂浜ですが
この日は全く人に出会うことなく
パンツ一丁になって海で泳ぎました。


IMG_0800.JPG

ここを知ったからには僕のプライベート・ビーチです。
来年も来たいですね。


そして最後の目的は
瀬戸内海の夕日はどのように沈むか見ておこうと思いました。

太平洋側は朝日が海から登りますが
夕日は山に沈みます。
愛媛県も大体は山に太陽が隠れますが
ここでは広島方面の島に沈んでいくことが分かりました。

これで今回の目的は全て達成、翌日埼玉へ帰ります。

山と海とワインディング・ロードの国、愛媛県です。


実家のある小松町は神社仏閣が多い場所で、地区に一つ神社が鎮座されている感じです。
四国八十八ヶ所札所の3つは町内にあります。
他にも前札所、番外霊場など、コンビニより神社が多い場所は京都以上ではないかと思います。(調べてないけど)
IMG_0793.JPG
なかでも、60番札所横峰寺は
家の近くを流れる妙の谷川に沿った
遍路道を上がっていくトレッキングコースです。

霊峰石鎚山の北側中腹にあり、標高は700mと四国の札所では3番目の高い位置にあるそうです。

クルマで行けるのは湯波(ゆうなみ)という地区まで
湯波から1.2キロ舗装路を登り(子供のころは全部遊歩道だった)
この湯波休憩所でクルマを停めて、徒歩で登ります。
湯波までのワインディングを楽しむためにCJ360T持ってきました。
IMG_0797.JPG

休憩所から2.2キロということですが
急勾配のガレ場のような道
石段や丸太の階段が付けられているので
安全な登山道ですが足腰の鍛錬になります。

登りは1時間くらいで、金刀比羅宮の本宮と同じくらいの距離感です。

相変わらず猛暑なので、遍路道の脇を流れる妙の谷川源流で水浴びしました。

ほとんど人に出会わないのでパンツ脱いで淵へダイブです。気持ちヨカッター


IMG_0798.JPG
源流はちょうどよい冷たさ

小魚の群れが肌を突いてきてチクチクします。

西条市名物の青石がそこら中の巨岩なのですが、岩の上をカニがウロチョロしていて、しばしカニと戯れる。

こんな場所、埼玉には無いナー。






IMG_0794.JPG

60番札所横峰寺御本尊、大日如来坐像

弘法大師が彫った木彫りの像が祀られています。

ここで昼過ぎ、午前中は家の周りを片付け作業してから出発して時間的にちょっと余裕がありますので
夕方の違う場所へ移動する計画をたてます。
それは前日に下見しておいた伊予水軍に縁のある場所です。



IMG_0795.JPG


帰りながら、ふと思いたち
寺の門から500m登ると番外霊場「星ヶ森」
があるということで往復1キロ足を延ばしてみました。

弘法大師が建てた鉄の鳥居があって、向こうには霊峰石鎚山頂が見えます。

ここから山頂まで距離は13キロ、徒歩5.8時間でいけるそうです。往復で8時間、明るいうちに戻ってくるのは不可能なので、いつか改めてトライしましょう。





伊予水軍縁の場所へ赴く、へ続きます。








今年も難儀な時期がやってまいりました。
片道850キロも自走して炎天下の中、実家と畑の草刈りという苦行です。
しかし苦行ばかりでは人生楽しくありません。
今回は普段行けないところへ行って英気を養いましたよ。

IMG_0758.JPG
6月初旬に行って綺麗にしたはずなのに
梅雨の時期を経て、こんなに雑草が茂っていました。

家の前およそ60平米、どんだけ時間かかるだろう。

これをやっつけないと次へ進みません。







IMG_0757.JPG


これはめずらしい、畑の前の古民家ですが
6月に来たときは確かに瓦の屋根がありました。

近所の人に聞くと、僕が来る1週間前に崩落したとのこと。

推定築100年、僕が子供のころは人住んでたのに、あれから40余年で家というものはこういう姿になるのだなと感心しました。

1週間前の夜中、「ドスン」という音と共に一気に落ちたそうです。(見たかったなー)




IMG_0759.JPG
家の前刈り終わりました。(写真撮り忘れ)

翌日楽しみにしていた、金刀比羅宮参りに。
江戸時代から一生に一度は行っとくべき場所として、お伊勢参りと金刀比羅参りがありました。

実は四国人なのに、こんぴらさん行ったことないのはオカシイだろうと思ってこの機会に行ってみました。

弘法大師生誕の地は善通寺、土讃線で隣の駅「琴平」がこんぴらさん参道の最寄りになりますが、
なんと、うどん店発祥の地が琴平ということです。
しかも弘法大師が中国の唐からうどんの製法を持ち帰り伝授したというから、琴平こそがうどんの本場であろう。
うどん好きの僕としましては、この参道に連ねた由緒あるうどんを食するに違いありません。
金刀比羅宮の往復3時間くらいかかりますので行きと帰りで2回いただきました。(食レポ必要ないですね、香川県では美味しいのが当たり前ですから)


IMG_0760.JPG
金刀比羅神社は海運の安全祈願する神社です。当然の如く今治造船からの奉納プロペラ

自動車5千台を運ぶ運搬船に使用するサイズのプロペラで
高さ6m、重さ19.2トンと書かれています。

ディスカバリーchでイギリス・サウザンプトンから地中海航路で横浜に運行される巨大コンテナ船の番組がありましたが(スエズ運河通行料1億円、コンテナ積み込みクレーン作業1回一万円)
パナマ船籍のコンテナ船の船長は愛媛県出身の一等航海士で、船長室には金刀比羅宮の神棚が祀られていて、世界を又にかけたた仕事場にも、ここのお守りが不可欠であることを知りました。

IMG_0771.JPG

長い石段が続く参道の途中に
書院という建物があり

18世紀の日本画家「円山応挙」の作品が展示されているようです。

急いでいたので、今度来たときにゆっくり拝見します。

襖のことをスライディング・ペーパー・ドアと
英訳するのか、ふむふむ。
IMG_0762.JPG




金刀比羅宮本殿に着きました。

ここまでの参道、石段の数が785段
この後、奥社まで583段
合計1368段の石段と登り勾配の続く坂道です。

この日気温35度
全ての参拝者が汗だくのサウナ状態
僕としましては
前日の刈払いで腰痛気味になっていたので
背中の筋肉を緩める運動のつもりでしたが
次回来るとき真夏はやめときます。


IMG_0763.JPG

標高250Mだったかな、こんな高くて険しい
場所にこれだけ大きな建造物と繊細な木堀の彫刻が作られたことに圧倒されながら

やはり、こういうところに目がいってしまいます。
太い柱をカバーするブロンズの鋳物
創建当時のものでしょうか、
原材料は当然、新居浜の別子銅山から採掘されたものに違いない。
それにしても見事な鋳物細工です。

西日本の神社仏閣の屋根に葺かれた銅板は別子銅山で採掘精錬された延べ板を原料にしたものです。

IMG_0767.JPG

急勾配に石段を施された理由が分かりました。
誰でも分かることかもしれませんが
参道は山の急斜面を削って作ったものです。
木を抜いてしまったら軟弱な砂山です。
雨がふったら、たちまち浸食されたり
土砂崩れにもなる危険な地形です。

石段で固めることによって坂道の崩壊を防ぐ目的だと思います。
だから石段はしんどいと思わず
ありがたく踏みしめて登り下りするのがよいでしょう。

IMG_0769.JPG

ようやく奥社に着きました。

僕の足で参道入り口から2時間です。
下りる方は2倍くらいの速度で1時間。

うどん食べて、帰りの電車の時間を気にしてましたが、大体所要時間と疲労度がわかりましたので
次回くるときは予定が立て易くなりました。



さて、背中の固さもほぐれてきたので
明日から畑の草刈りです。


弘法大師縁の地へ赴く夏 パート2へ続く



CRF150Rの部品、在庫が無くて8月末納期と言われましたが
普通に3日くらいで入荷しました。
ホンダの倉庫に無くてもデンソー社内に出荷待ちの製品はあったのでしょう。
なので発注かかったら直ぐ出荷されました。

IMG_0755.JPG

ついでにメインハーナスとIGコイルも新品に交換しておきます。

メインハーネスは振動で断線することがあります。

別の車種ですが、午前中エンジンが止まって、掛からなくなって
たまたまメインハーネスのスペア持っていたので、昼休みに交換して
午後から走れたということもありました。

新車から複数年走らせたモトクロッサーはいつ断線してもおかしくないと思います。
動作確認した古いハーネスとコイルはスペアとして、点火系故障したときのチェック用に保管しておきます。
これで来週ニューエンジンの慣らし運転ができます。


IMG_0756.JPG

先輩のトレールバイク用リフトアップ・スタンド急遽作りました。

自分のスタンド作っていたのを見て、先輩が欲しそうにしていて
「オレのも作ってくれ」というので
「注文されている仕事が終わったらやりますよ」と言っておいたのに、半年前に。

先日コマキさんのスタンドを先に作っているのを見つかってしまって、
あれは玄関の破風板取り替えしてもらった
ギブ&テイクの仕事なので早くしました。

今度は一万円札を渡されたので
作ることになりました。
前後輪同時に持ち上がるように注文されたので前後に幅広の台です。

このスタンド、頼まれても作りたくない理由があって、アルミパイプ溶接すると反ってしまうので
スライド部分が動かなくなってしまいます。そのため溶接後に歪み矯正などしながら組立てるため
非常に加工時間が長くなってしまうためです。
それに見合った金額を請求すればよさそうですが、世話になっている先輩ですからそうもいきません。
だから暇になったときにでも、と思っていましたが催促きたみたいなので実行しました。
これでひと安心。