6月初旬に整備した畑でしたが梅雨の時期を過ぎるとこのとおり雑草が茂ってしまいます。
実家の前と、この畑363平米の雑草を刈り取ることが帰省の目的なので炎天下ですが
作業を進めます。
さーて何日かかるかな。
猛暑で熱中症になりそうなので、半日づつ
二日掛かりで刈り払いできました。
今回は盆休みなので重機の回送ができませんのでコース整備はやりません。
なので午後からは、行っておきたい場所があるので移動しました。
家からクルマで1時間くらいですが行ったことないので、どんな場所か楽しみです。
途中で見つけた海水浴場
大角海浜公園
ここは来島海峡の近く、向こうにしまなみ海道の吊り橋が見える美しいロケーションです。
透き通った海水は千葉や湘南の海では見られない気持ちよさです。
これが瀬戸内海の魅力の一つです。
最初の目的地は高輪半島の北端です。
愛媛県の最も北になります。
山の上に電光掲示板が見えます。
ここは潮の流れる方向と流速が目まぐるしく変わる海の難所です。
掲示板には夜間でも分かるように
⇒は潮の流れる向き
数字は流速をノットで表示して海上の船舶に知らせる、日本でも珍しい施設です。
来島海峡を運行する船舶はこの表示に基づいた運行計画を立てなくてはなりません。
昔はこの海域を支配した伊予水軍が、狼煙や焚火で仲間の船に合図を送った場所だそうです。
ここが半島の北端です。
村上海賊の番所だったので
船を碇泊する杭の跡が残っています。
黒船来航の後は外国船の襲来に備えて砲台も設置されていた場所です。
半島の先端を「鼻」と呼ぶのですね。
次の目的地は国立公園「梶取ノ鼻」です。
大角から西の方角に突き出た細長い半島の先端に灯台があるということで見に行きました。
途中、2車線の素敵なワインディングを通って宮崎という地区に着いたのですが
そこから先が土砂災害で通行止めになっているのです。
仕方なく漁港近くの無料駐車場にクルマを停めて、徒歩で向かいます。
通行止めの看板から2.2キロ先が梶取ノ鼻ですが、道は何年も整備されてない感じで
落ち葉や泥が溜り、1.5キロ付近から大規模な崩落を複数発見しました。
ネットで調べたら2013年まではクルマで通行できた記述がありましたが
その後は何回も大雨による土砂崩れで崩壊が進んだ模様です。
今治市所有の公園があるのですが、ここを多額の予算を投じて復旧するメリットがなければ、このまま廃道になるのではないでしょうか。
1時間ほど歩いて
確かに灯台がありましたが
完全に藪に埋もれていて人が入った形跡がありません。
見晴らしがよくないので、直ぐ引き返します。
日が暮れたら、あの崩落現場に滑落して死ぬかもしれません。
早よせな早よせな
帰る途中、雑木林の隙間からいい感じのビーチが見えます。
崩落現場は通過できたので
日が落ちても大丈夫と判断して、
寄り道することにしました。
途中に看板があって
「七五三ケ浦」(しめがうら)と読むそうです。
狭いけど舗装された1車線の坂道を降りていきますと、キャンプ場の廃墟が現れました。
ネットの書き込みを見ると
全国からキャンプツーリングのバイカーが
訪れて泊まっていた場所のようです。
通行止めの前は人気の観光スポットだったようです。
キャンプ場の看板によると
縄文時代初期5千年前から2千5百年前あたりの住居跡や土器が発掘された
「七五三ケ浦遺跡」があったようです。
江戸時代は村上水軍の碇泊場所でもあったこの砂浜ですが
この日は全く人に出会うことなく
パンツ一丁になって海で泳ぎました。
ここを知ったからには僕のプライベート・ビーチです。
来年も来たいですね。
そして最後の目的は
瀬戸内海の夕日はどのように沈むか見ておこうと思いました。
太平洋側は朝日が海から登りますが
夕日は山に沈みます。
愛媛県も大体は山に太陽が隠れますが
ここでは広島方面の島に沈んでいくことが分かりました。
これで今回の目的は全て達成、翌日埼玉へ帰ります。
山と海とワインディング・ロードの国、愛媛県です。
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