チタン・サイレンサーKTM350SXF その2

チタンステーはレーザー加工で切り出してもらいました。
鉄やアルミは切削で作りますが、チタンは難削材なので外注です。
材料はこちらで支給ですが、加工賃は安価にできます。

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SP(スチールプレート)でゲージ作って
図面に反映します。

曲げ角度も4枚共、微妙な曲げなので
一枚ずつ現物合わせで曲げる必要があります。









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ついでに折り曲げベンダー作って
チタンプレートを曲げます。

油圧プレスなので簡単に折り曲げできます。
90度以内と鋭角用のV溝に押し込む方法です。

実際にフレームに取り付けないと
サイレンサーとの合わせ面がわからないので2,3回微調整する必要がありました。

なかなか図面化できない工程です。


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車体に取り付けてステー溶接です。
特殊なサイドカバー形状なので
仮止めがやりにくいですね。

マウントラバーとサイドカラーは純正の部品を使用します。

確実な固定と振動対策のため、強度的なクオリティーを満足させます。





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取り外してマウントステー本溶接して
加工完了です。

今日はグラスウールも入荷したので
組み立ても完了しました。
グラスウールは社外汎用品では消音性能や耐久性が満足できないので
値段は張りますがレース用の専用品を取り寄せています。






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フルパワーだとサウンド・オブ・サンダーなので、インナーバッフルで音圧調整しました。

なかなかいい音になったので、週末天気がよくなったら音量計測してみます。

目標はMX408の計測をパスすることです。

サイレンサー重量

ノーマル 2.6kg
チタン  1.8kg
高価な材料代払った結果です。

スパークアレスター装着により消音させているサイレンサーもありますが
あからさまにパワーダウンした感じを避けるために
このサイレンサーにはスパークアレスターは装着しておりません。別の方法で音圧調整してあるので
実走と音量計測、週末が楽しみです。








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