アルミタンク作りはあまり経験が無くて、創業以来10個足らずだと思います。
セローは一回やったことありますが、シートとサイドカバーに囲まれた限られたスペースで容量アップするのが困難だったくらいしか覚えていません。
だから頼まれても全然乗り気じゃなく、「かっこ悪くなりますよ」とか「あまり容量増えませんよ」などと
断り文句を並べたのですが、押し切られた感じで作ってみました。
最終型のFIなのでフューエルポンプの大きなフランジを加工しました。
取り付け位置はここしかできないのですが
後で思わぬ見落としがあって
設計変更することになります。
滅多にやらないことなので、ノーミスは無理でした。
ていうか、知恵が足らないのですね。
タンクキャップはノーマルが取りつくことが要件です。
メインキーでロックする必要がありますからね。
よしよし、これもOKだ。
モデル製作なしで、型紙切って張りぼての製法で作ります。
いまのところこれ以上安価に作る方法がありません。
モデル製作したり、亜鉛型鋳造したりできるメーカーはありますから、予算に余裕がある人は専門メーカーに頼まれることをお勧めします。
フューエルポンプの見落としとはこれです。
ポンプの高さが思ったより高く
タンクの天井につかえて、組みつけできなかったのです。
当たるところを切り開いて、装着時にどれだけ出っ張るか確認しました。
ここを膨らんだ形状の板で塞ぎます。
やれやれ、こういうことが事前にわからんようだから素人は困りますね。
装着確認
タンク単体の形状よりシートやサイドカバーのフィッティングに気を配っています。
ガソリン漏れが無いことは当然ですが
エンジン始動も確認したので、乗って帰れます。
ノーマルのタンク容量が8Lに対し、このタンクは13Lになりました。
平均燃費は35km/Lだそうなので
ノーマル満タンで東京出発すると静岡で給油しなければなりません。
13Lタンクなら京都まで無給油で行けることになります。
ハンドルフルロックで、すき間ぎりぎりです。
これはファットバーにハンドルガードのクランプが付いているので、標準バーより厳しいですね。
これで任務完了ですかね。
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