2021年9月アーカイブ

サブフレームのサイレンサーマウントの不具合ですが、アルミプレートがサイレンサーの重量に耐えられず、後ろ側に亀裂が入ります。亀裂が発生したら破断するまで1レース持たずにサイレンサー脱落という事態になります。

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これは走行の少ない車体なので亀裂が入る前に補強しておこうと思います。

ノーマルサイレンサーのステー厚さが12mmあるのに、サブフレーム側のプレートは6mm厚の一枚板で
断面積が少ないことが原因でしょう。

プレートの後ろ側の応力測定したら高い数値が出ることでしょう。





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ノーマルのプレートに被せるブラケットをフライス加工で作りました。

オリジナル設計なので、誰かの真似はしておりません。


実走で不具合を出さないための対策を考えたものです。





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ノーマルのシートレールとマウントプレートに被せて仮止めします。

ノーマルの取り付け位置を変えないで
強度アップすることが目的です。











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見た目で頑丈な感じです。

これで亀裂は発生しないと思います。












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裏側も全周溶接です。絶対外れないでしょう。

シートレール内側の盛り上がった部分はリヤフェンダーをカットする必要があります。

ボルト穴の座グリ加工はフランジナットで裏から締められるようになっています。

たまにボルトが締まってなくてマフラーが脱落させることがあるので
締め忘れ防止ですね。


もうすぐ長い休みだった全日本が再開します。後2戦ですから最後まで壊れないで走ってもらいたいです。



93年(H5)奈良県全県区から衆議院議員初当選。
93年の私と言えば会社辞めて2年目、人生で一番お気楽なモードで過ごしていた時期。
モトクロスも完全に足を洗って人生の目標みたいなものもなく、ただ与えられた簡単な仕事をこなして生計をたてていました。
それに比べて高市さんは、このころからTVに露出し始めて女性国会議員として有名な存在になっていましたが、それでもこの人の活動については全く知らなくて30年近く経ってしまいましたが、
この写真を見て改めて、この人の活躍を期待するようになりました。

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27歳ころ大阪の実家前でのスナップということですから、議員になる前ですね。
門の構えから、なかなかの上流家庭でお育ちになられたと推察できますが、
バイト代が溜まるとツーリングにでかけた。
日本の海岸線の道路は殆ど走った。
といいますから、好きなものを何でも買い与えられたわけでなく、「自分で稼いで好きな事に使いなさい」という家庭の方針であったことは想像できます。

3回の大臣経験、衆議院運営委員長、自民党政務調査会長、歴任と日本会議に所属されていることから、日本を動かす権力を持った首脳の一人に違いないのです。

その高市さんがオートバイ好きとは露知らず、ライディングなどとは無縁の才女かと思いきや、裏六甲や阪奈道路のワインディングを攻めていたバイクフリークであったことで見る目が変わりました。
政策においても、マイナンバー制度の確立や高速道路二人乗りを可能とした法改正など、誰でも知っているような改革に取り組まれていることで、他の政治家も超エリートだと思いますがこの人は別格、今一番自民党総裁=次期総理大臣になってほしい人物(というか、その器の人)だと思います。
何を聞かれてもすらすらと答えられる思考能力、言論で戦う上でこの人に勝てる者がいるだろうか。

政治家の中にもバイク好きは多いみたいで(2輪に対して偏見の多い国ですから公表を控えていらっしゃる)政界バイカーズなる組織も存在するみたいで、たまに集合してツーリングなどされるのでしょうか。
高市さん本人は交通事故など起こして廻りに迷惑をかけてはいけないと39歳で公道を走るのを止めているとか(谷垣さんみたいになっては問題ですからね)
ご自分の走り屋的本能から、いつか失敗をしてしまうことを恐れたのかもしれません。

さて私より2歳年上の高市さんですが、画像の愛車はGPZ400ということで、同年代としては新しめなバイクに乗っておられた。
おそらく学生時代は勉学が忙しく、その時間がなかったり親がバイクを買い与えたりしなかった家庭環境から大人になって自分の収入で乗り始めたから、この年式のGPZなのだろうと思います。

私らが学生のころはCB350や400fourという4気筒モデルがありましたが、すでに旧車の部類で
400は2気筒が主流の時代、人気モデルはホークかGSと決まっていましたが、高専3年生のころですかね、カワサキから400の4気筒が発売されるというモーターサイクリスト誌のスクープ記事を見て
学生寮では色めきたっていました。
そのあとZ250やRG250などのクオーターモデルが流行りはじめ、RGγやRZの時代に突入していったのですが、学業忙しい高市さんだから最初のバイクはGPZになってしまったのでしょう。

同じ女性ライダーとして堀ひろこや三好礼子、井形まり、小沼加代子らのバイク業界に与えた影響は多きかったと思いますが、高市さんが2輪ライダーであってくれたことで、それ以上の影響力を発揮して、この日本の首脳がバイク好きの社会を作っていただけたらと切望するのであります。


直近の問題としては自動運転技術に対する法整備、原発や自然エネルギーなどのエネルギー政策、
隣国のミサイル配備に対する防衛策、自然災害の脅威から逃れる支援、それから、この方は経済学の権威でもありますので、日本の経済成長政策も外せない。
我欲優先の役立たず政治家には期待できない、日本のジャンヌダルクの奮闘に期待します。


数量限定、RMX250Sチャンバー、サイレンサーのセットです。
現在1台分在庫ありますが、応募の状況によって2台分にすることも検討します。

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RMX250S最終型に適合します。

2000年に制作した治具に合わせて製作しております。
同様の手段で20年間100台以上販売実績がありますから、取り付け不具合などのクレームは無かったと記憶しております。
(一回くらいありましたが、車体お持ち込みで修正対応しました。)

価格チャンバー¥28270
  サイレンサー¥13530
送料¥1000(本州)
合計¥42800(税込み)


応募要件
1)数量限定なので購入希望者の全員に販売できないことがあります。

2)応募はお名前、住所、電話番号をメール送信してお申し込みください。
 メールアドレス ex117@precious-factory.com

3)当選はメール着信順ではありません。募集期間は本日から1週間とします。

4)応募と同時にアンケート回答いただけた客さんから選定させていただきます。
 以下アンケート内容

1.過去お問い合わせされた場合はメールの送信日付けをお知らせください。(優先順位に反映します)

2.ご所有のRMX積算距離、エンジンオーバーホールされた場合はオーバーホール後の走行距離

3.現在使用中のチャンバーメーカー(純正かブランド名でお答えください)

4.RMXの主な使用目的(ちょい乗り、ツーリング、林道、コンペティション、その他)


5)当選されたお客様にメール連絡し、代金お振込みが確認できましたら商品発送という流れになります。

過去にお問い合わせ履歴がある
走行距離は少なめ、今後保存期間が長い車体
社外チャンバー装着経験は比較体験に
使用目的によって消耗や寿命に影響、このような選定基準で決定させていただきます。

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マウントステーにグロメットが装着される
独特の形状がRMXの特徴でありますが

そのためマウントステーの装着に他機種より手間がかかるのが、作り側としての難点です。

口元はノーマル同様にOリングでシーリングの上スタッドボルト2点で固定されます。





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オールアルミサイレンサーは軽量800g

アルミリベット4か所外してグラスウール交換も容易にできます。

ノーマルの重量から比較すると、車体取り回し時に分かるくらいの軽さです。

ローボーイチャンバーからアップマフラーは
CRMと似たレイアウトですが
RMXのお客さんからリヤウインカー廻りの排気汚れを打ち上げるお客さんはおられなかったですね。




猛暑日に皮ツナギ着てサーキット走る気力がないので、1年間放置していたNSR50を可動状態にしておこうと重い腰をあげることにしました。
もっとやることあるから時間が取れないということが正直なところ、いつまでも着手しなかったら永遠にストップするなと思って、他の作業を投げうって、中古NSR入手時から計画していたチャンバー製作です。

中古車にはメーカー不詳の社外チャンバーが付いており、ノーマルチャンバーは前オーナーが部品売却したか知りませんが付属してなかったのです。
一応中古の後期型ノーマルチャンバーを入手してノーマルマシンでの試運転は果たしました。
しかし、初日で転倒してしまい、ハンドルやタンクの修理(アルミタンク製作)で走行可能にしたつもりでした。

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50用のチャンバーは経験がなく、どんなパワー特性が得られるか
ダイノジェット計測でノーマルチャンバーと比較してみたいと思います。

我社から徒歩3分のモトグラッドさんへ押してきました。
トランポ必要ない便利さです。

これからノーマルとニューチャンバーとそれぞれのパワーチェックして比較します。



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暖気運転しますが、ノーマルラジエターなのに中々水温上がりません。

5分くらいレーシングさせて60℃超えてから計測スタートです。

モトグラッドのK店長、50ccのパワーチェックは初めてだそうで、パワー掴むまで何回もトライするのですが
実はキャブレターが不調であることが、この時点で判明しました。

一時的に解消していたオーバーフローが
再発してきました。
タンク外してキャブばらして、フロートバルブ動作確認したりすること数回、気まぐれなキャブレターの機嫌が直った瞬間に、なんとか計測できましたが、高回転でアクセル煽っても付いてこない症状で満足ではありませんが、今日は補修パーツも無いのでこのまま突っ走りました。

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キャブセッティングはオーバーホールしてからにします。

現状のパワーチェック、ノーマルと新チャンバーの数値を重ねたグラフになります。

ノーマルNSRのスペックは
最高出力7.2ps/10000rpm
最大トルク0.65kgm/7500rpm

計測データは
ノーマル(緑)7.2ps
新チャンバー(青、赤)8.7ps

最大トルク
ノーマル0.6kgm
新チャンバー0.7kgm
ノーマルはカタログ数値どおりの結果であること、新チャンバーは馬力、トルク共にノーマルを上回っていること、
特に10000回転付近でノーマルは出力低下していくのに新チャンバーは少し落ち込んでから
12000回転でピークパワーが復活してくることが判りました。
パワーの谷間の改善は後でトライしてみますが、サーキット走行には新チャンバーが有利な結果であることは間違いないでしょう。



オイ!いつ乗りに行くんじゃ。
CRM250Rのマイナーチェンジの詳細はわかっておりませんので、モデルチェンジ毎のチャンバー取り付けに関わる現合確認は行っていましたが、25年前に作った治具と車体との整合性に確信が持てず
お客さんの了解が得られたら車体をお預かりして取り付け確認するようにしています。

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今回お預かりした車体CRM250Rrです。

アップサイレンサーの排気で汚れないように
ウインカーをフェンダーの横に移設されています。









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ここまではいつも通り

曲がったテーパーのパイプを拵えて
治具に合わせて組み立てします。










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治具に合わせてパイプを組み立てして
車体に適合するか確認する目的です。

全部車体合わせで作ってしまったら
毎回違った取り回しになるので
治具に取りつかないものが出来るはずです。



今回は両方に取り付くように組み立てる必要があります。


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車体への取り付けは問題なくできています。

オイルタンクとの隙間も想像より空いていますね。
隙間寸法は治具に反映しておきます。

実は2か所、現状の治具と一致しない部分が発覚しました。

ミドルマウント・ステーは車体の位置で溶接しましたので適合して当たり前ですが


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治具の穴位置を改修しておきました。

もう一つの穴はAR用の穴で
以前に車体合わせして確認したものです。

3型とARの穴位置がこれだけ違うので
チャンバーは互換性がないのです。







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もう一つの相違点はエキパイ前側のフェンダーとの隙間です。

ギリギリで当たらないですが
フロントフォークがフルボトム時にタイヤが近くなる場所なので適合させるべきところです。

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具体的にはエキパイ上側の隙間(15)と
フレーム・ロアパイプ側の隙間(8)を厳守することで、フェンダーとの隙間を確保します。

ここの数値を曖昧にしておくと、直ぐフェンダーと擦ってしまう取り回しです。

以上2か所治具に反映したので
車体と治具の整合性はOKということです。






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チャンバーの取り付け確認のため
予めサイレンサーを作っておきました。
セットでも単品でも互換性を持たせてありますので、単品売りも可能となっています。

灯火類カスタムされていますので
排気ガスによる汚れはナンバープレート裏側だけになるでしょう。






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3型とARは共通の治具で
マウントステーの穴位置とエキパイフランジの穴位置を選択することで使い分けています。

今回車体合わせと治具で両方確認できたので次回製作時の不安が解消されたと思います。