2021年10月アーカイブ

四国から戻って3日後に仙台へ車両引き取りに行きました。
そしてついでにSUGOへMFJモトクロス日本GPの観戦してきました。

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CR・ERECTORICの展示、デモランがありました。
出力や重量などスペックは不明
いよいよエンジン製造中止のホンダが次世代規格の2輪車に動き出した最初のマシンということになります。

競技車両ですから他メーカーの動向も見ていかないとレースが成り立たないですから
先ずは先手を切って見本を示した形でしょう。
しかし量産されるためには一般客が無理なく買える販売価格でないと普及し難いことは予想できます。

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元ワークスライダー、増田一将選手と川島雄一郎選手によるデモラン。

ガソリンエンジン車のサウンドの魅力は一切ありません。
静かに走るだけです。
見た目の動力性能は現行モトクロッサーに遜色ないように見えます。

性能面では実用レベルに達していると思いますので、後は航続距離であるとか
バッテリーの充電システムを不便のないように装備していくことが普及していく鍵になるのではないでしょうか。

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日帰りでは疲れてしまうので、土曜の晩は
築100年を超える古民家旅館に宿泊しました。


明治時代そのままの作りで、現代のホテルのように快適ではありませんが
田舎育ちの私らには懐古的雰囲気が心地よかったです。





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旅館の前がこの景色ですから、空気も上手いし、小川のせせらぎが聞こえる癒しの場所でした。

エルシノアMT250は実働かどうかわかりませんが、この場所に溶け込んでいますね。
宿のオーナー、スティーブさんの愛車なのかもしれません。


朝、7時前チェックアウトのため寝ているオーナーの自宅玄関を開けて「グッド・モーニング」と呼びかけ村田町へと出発したのでした。
なんともいい加減な感じ。

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日曜の第一レースはIBオープンから

ホールショットの#55が目の前で転倒
抜かれていくシーンです。


土曜は雨が降って寒い一日でしたが、今日は快晴、路面も丁度良く湿っていてベスコンでした。
若いライダーたちの激戦にしばし釘付け。
知り合いの息子さんが、何人か出走しているので順位が気になります。
誰とはいいませんが、中々厳しそうな戦いでした。


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今日の目玉はこの人、ジェイ・ウイルソン

オーストラリア、ニュージーランドで通算5回チャンピオン経験を持つAMAでも中堅のライダー。
やはり2ヒート共トップでしたが
けして大差を付けるわけでなく、ワンミスで日本人トップライダーに逆転されそうな感じでしたが、全くミスることなく格の違いを見せつけた走りでした。
スピードの乗るライン取り、荒れた轍の処理の仕方、関心させられる場面が多く目が離せませんでした。


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メインレース、IAー1はこの3人のバトルが最高でした。

能塚と山本の順位を入れ替えながらのバトル、最後は富田が抜き出てヒート2を制す。
見どころ満載のレースでした。

あと1戦残っているので、遠いけど見に行くしかないかなーと思っています。
また四国帰るついでですからね。

11月はMCFAJが2戦あるし、四国ツーリングとキャラバン車検、Nチビで桶川スポーツランド走行など、過密スケジュールなので
日程に猶予がありません。

10月の遠征3連週の2週目は四国。実家の草刈りの後、美馬で四国選手権MXでした。
最後に四国選走ったのは82年だったので、39年ぶりのエントリーになります。

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前日は雨降らず、散水が必要だというほど埃立っていましたが
日曜は降水確率100%と予報どおり

コースはマディコンディション!徳島まできて
これかー、58歳になってまで試練を与えてくれるよのう。

2ヒート共ジャンプを上がるのに失敗したマシンが僕の進路に倒れてきて
超難しい滑る上り斜面での再スタートでタイムロスしてしまい、ノービスクラス総合5位。

先週の軽井沢大会は台数少なめだったおかげでSEクラス総合6位でしたから

毎回課題の残るレース展開で次回に活かそうと前向きに捉えることにします。
今年のモトクロスは後2戦出走予定です。

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美馬からの帰りは国道走って3時間くらいで
小松町の実家に着きました。
一般道でも案外近いです。

農機具置いてあったガレージは今やバイク整備小屋になっています。

くたびれたので明日、汚れ物の片付けです。


あー、洗車機のガンを美馬に置いてきてしまった。
明後日帰りながらコースに取りにいかなくては。

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お爺さんは川へ洗濯に

家の前が用水路なので水は豊富にあります。

泥だらけのウエアを洗濯機に入れられるように下洗いしておきます。








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外装外して、庭で洗車

泥水は雨水桝へ流すので泥濘になりません。
実家でモトクロッサー洗車する日が来るとは
考えられなかったことです。

長距離移動と草刈り労働の報酬と捉えて
遠慮なしにやらせてもらいます。





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レース翌日は皮肉なことに快晴で、洗濯物がよく乾く。

ヘルメット内装も縁側に干しています。
サイコーだな、こりゃ。










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火曜日にキャラバンに荷物積み込み帰り支度です。

美馬モーターランドへ忘れ物取りに行って
今回の最終目的、室戸岬を目指します。

来月四国ツーリングを計画しているので
ルートの下見ですね。

美馬からR192で小松島方面に走り、
R55で海岸沿いを室戸まで向かうのですが
途中、南阿波サンラインの標識を見て
海沿いのワインディングを試走しました。

展望台から荒々しい海岸の景色を堪能できます。
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牟岐市あたりのR55を走っております。

この通り太平洋の荒波が打ち付ける海岸の
見通しのよいワインディングロードです。
舗装もバッチリで、これこそが求めていたツーリングルートです。







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ギリギリ夕刻に国定公園室戸岬到着しました。

去年足摺岬は行きましたが、断崖絶壁を想像していたのに全然違った景色です。

なんと海岸まで歩いて降りられるので
この一帯に遊歩道が完備されているのです。

駐車場のトイレなど温かい便座の温水ウォシュレットで、さすが国定公園であると感心しました。

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今夜は満月です。
間もなく日が暮れましたが
月明りで暗くないので遊歩道歩きました。
月明りを映し出す太平洋と無数の岩に打ち付ける波の音。
いままで何人の殿方が女性を騙して・・・もとい、愛を語り合ったかわからないシチュエーションです。

「今夜帰りたくないわ」
「じゃあ、ここで朝まで過ごそう」なんてね。


いや、キャンプしよう、ってことですよ。
室戸市在住の人は毎日この景色見れるんか、羨ましい。


今週末はクラブマンMX第7戦、第105回全日本モトクロス競技大会。
全日本という名称は競技団体が日本でここだけしかなかった黎明期から続く伝統らしいです。
今年2回目のフルサイズMXerでのレース、実は来週のための肩慣らしのつもりです。

17日は四国モトクロス選手権、82年以来の四国戦出場に新たな気分で臨みます。
実家の草刈りのついでに四国遠征で、会場は8月に練習に行った美馬モーターランドです。
MFJライセンスも20年失効していたのでノービスクラスです。実力どおりなので調度いいと思います。

そして24日はMFJ日本GP、SUGO大会観戦ですが、主目的は仙台のお客さんから車両預かりに行くことです。埼玉までレンタカー借りて2往復運搬していただくのは申し訳なく思い、GP観戦と抱き合わせれば1往復で済むでしょう、という考えです。

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今製作中のCRF150R用チタンサイレンサー。

お客さんから受注したので、今週中に完成させなくてはレースにいけません。



材料が少し取り寄せ中なので中断しています。
待っている間に別の仕事も進めておかなくては。



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ノーマルサイレンサーが取りつくようにチタンのエキパイも作っておきます。

今回はサイレンサーとセットの注文なので
それぞれ純正部品との互換性を持たせるようにしています。

エキパイ上部にレゾネーター装着してありますが、効果のほどは、150用としては今回初めてなので、納品してからインプレ聞いてみたいと思います。



金曜日に材料が入荷すれば間に合うのだが・・・

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純正部品と互換性を持たせるため

サイレンサーはノーマルエキパイに取り付くように作ります。

サイレンサーのチタン材についてメリットはあるのか、
グラスウールが入ってない状態で
重量は800gしかありません。
ノーマルはグラウウール入りで1.6kg
中々軽いですがアルミボディとステンレス材の組み合わせです。
アルミの部分は柔らかいので凹みや傷がつきやすいですが、チタンは硬いので0.8mmという薄板でも凹みや傷に対して強いというメリットになります。

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ここのプレートが材料待ちの状態なので

スチールプレートで位置合わせまで完了させておきます。

チタンプレート入荷と同時に同形状のステーを作って溶接するだけです。








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チタンエキパイも当たり前ですが取り付くことを確認して、材料を待つだけです。

なんとか今週末のレースに行けるかな。











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上がノーマルエキパイ
中はチタンパイプに置き換えただけの仕様
下が今回レゾネーター追加した仕様。

フランジは3つとも、アルミビレットにて製作

今回は拡管の方法を変えました。
パイプを曲げる前に
φ31.8⇒φ35
φ35 ⇒φ38.1
パイプの端を油圧プレスで拡管してから
手曲げしておりますので
中より下のパイプは繋ぎ目が少なく出来ております。

一日経って

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チタンプレート t2mm 
レーザー加工が出来上がったので
油圧プレスで曲げます。

曲げ角度はスチールプレート試作したもので
車体合わせしたので
同様に曲げるだけです。








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t2チタン3枚合わせです。

絶対に亀裂入らない構造だと思います。

今度乗るライダーが規格外なので
丁度良い耐久性確認できそうです。









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グラスウールも詰めて組み立て完了
車体は自前のCRFを治具代わりとしているので
マフラー、エキパイ単体で納品です。
オーナーは今週末HSRへ行っているので来週ですがね。




これで明日、軽井沢MPへ出発できます。
そして日曜日はオジサンライダー集まって、お楽しみのMXレースです。