着々と進行中ですが、作業時間の大部分は治具作りなのです。
筒に嵌める部品作りですが
巻いた輪の端面に円盤を溶接中
バックシールド用の治具に嵌めて内側に
アルゴンを流しています。
突合せ角だけ溶接すると裏側は酸化して
排圧の振動で割れる恐れがあるから
裏側もシールドしなければなりません。
このように筒に嵌めて、後で穴開けしてリベット結合します。
前後の板はレーザー加工が上がってきたら
プレス成型して組み立てします。
治具の構造はこのようになっています。
リングを上面の板が突き当たるまで圧入して、中央の穴から供給されたアルゴンが溝の中に充填される仕組みです。
そのため角の内側がシールドされます。
次の治具はディスクのプレス成型用
右の2種類の棒を押し込んで絞ります。
下側の棒でテーパー形状にして
上側の棒で内径のサイジングを行います。
2枚の鉄板で挟んでいるのは平板を歪ませないためです。
絞ったディスクをパイプに嵌めて、補強のために使うので筒の中の部品です。
これでサイレンサー内部に使う部品の加工は終わりました。
コメントする