78年型CR250R(機種番号430)のサイレンサーです。
非分解のサイレンサーなのでどこで切断するか、修復することを考えて切断します。
インナーパイプがどのように固定されているかわからないですが
おそらく片側差し込みになっていると推定して外筒だけ切断して中は保存したまま抜いてみる作戦です。
年式の割には錆びもなく良好な状態です。
丁度、切ったところに隔壁がありました。
フロントパイプにインナーが差し込まれている構造ですね。
インナーパイプはこのように収まる形です。
特に損傷はなく、このまま組み立てして大丈夫のようです。
44年前に製造のサイレンサーが良好なコンディションで残っているなんて
乾燥した地域で保存された個体に違いありません。
新しいグラスウール巻いて差し込んでいきます。
鉄板が腐ってないので溶接作業も問題ないでしょう。
組み立て完了しました。
鉄板表面はサンドブラストで塗装剥離されて持ち込まれていますので、何の煩わしさも無いですね。
旧品を新品素材のように扱えるということです。
抜いたグラスウールは画像ではわかりにくいですがスカスカに密度が抜けていて
丁度交換時期であったようです。
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