ジュニアクロスの入門車、YZ65のチャンバー製作の依頼を地元のお客さんから受けて
ワンオフですが製作しました。
初めて作るチャンバーはパイプのカーブを決めるために、円形の鉄板を鉄棒に刺したモデルを作って検討します。
円形はパイプの内径を鉄棒は長さを表します。
計測したチャンバーの図面を起こしてストレート図を描いて直線の串刺しモデルを作り、
車体に合わせながら手曲げでカーブを決める作業です。
そして造形された曲げカーブになるように
板金の展開図を作成して水圧成形でパイプの基を製作します。
溶接接合する前にパイプの外径や長さを測定して、設計値に合っているか確認します。
違っていたら展開図の寸法を調整して
再度、水圧成形することを繰り返して
図面値に近付けていきます。
構成部品が全て溶接できました。
車体取り付けしてシリンダー横、ケースカバー上等の隙間が適切であるか確認します。
サイレンサーはノーマルでフィッティングしましたが、YZ85と位置関係が共通のため
後日サイレンサー製作とします。
次の関東選手権から出走すると思うので
性能は証明されるでしょう。
ノーマルから諸元変更しているので
良い方向へ向かうことを期待します。
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