77年型を継続しながら現代まで販売されているTS185。国内に輸入される台数は限られているため
発売当初より高騰しているらしいので既に高値の華になってしまいました。
色はオーナーさんの趣味で塗り替えられています。ミリタリーな感じです。
ワンオフチャンバー作ったら製作者は何するか。
試し乗りですね。
アバウトな外観の注文しか受けていないので、スペックやパワーフィーリングは全くのお任せというわけで
ノーマルよりパワーダウンなどということがあったら商品になりませんからね。
久しぶりに乗った空冷2ストローク単気筒。
まあまあ実用には十分な性能ですが新車といえどもスペックは旧車なので
このフィーリングを頭に記憶した状態で
ワンオフチャンバーに交換、再度試し乗りです。
エンジン掛けた瞬間、音の違いで笑みが零れます。
さあて、低速スカスカのピーキーでないことを祈りながらクラッチミート。
出足はノーマル同等です。低速も普通にあって半クラッチなど必要なく発進できます。
そして加速。
タコメーターついているので数値で確認できます。
8000rpmからレッドゾーンのメーター読みで
シフトアップポイントは7000rpm付近。
針の動きが明らかにノーマルより早いです。
そしてトルクの谷はありません。一気にレッドゾーンです。
一般道ですが80km以上出ているので必要ないですが、さらに引っ張ってみます。
11000rpm過ぎても頭打ち感なく伸びていきますので、ストレスなく乗れるエンジン特性ですが、それなりにエンジン消耗するはずなのでレッドゾーン以下を守っても十分走ります。
そんなに回さなくても空冷2ストロークのモトクロッサーそのものの響きが心地よいです。
道路脇のみんなが振り返る感じで、ずっと聞いていたいサウンドです。
二度と作らないのでオーナーだけの特権です。
サイレンサーは取り外し不可な溶接タイプに
指定されていたのでこのとおりです。
グラスウールはメンテナンスできるように
パイプエンドがリベット止めになっています。
異例のテールパイプ短さなんで、付きレスがノーマルよりよろしいでしょう。
マウントステーはブレーキペダルのアジャスターボルトからブラケットを取り付けしましたのでフレーム側は無加工です。
サイレンサー位置はしばらく吟味しましたが
ここがベストでしょう。これ以上考えられません。
それでは納車の日までお預かりしておきます。
コメントする