恒例になっている8月の草刈りは業務の都合でお盆前に完了させる計画で、5日に埼玉を出発しました。
関東地方は低気圧の影響で気温が下がり気味だったようですが、西日本は連日35度越えです。
今回は耕作放棄地の山林の草刈りを涼しくなる時期に回して、実家の周辺だけ実施して滞在期間を3日で終えることにしました。
丸二日で草刈り大体出来たので最終日はお楽しみのツーリングです。
前回、ママチャリで下見したUFOラインへ
今度こそバイクで行くことができました。
朝、夜明けと共に起きて実家を6時出発
本州のライダーは西条市のR11から加茂川沿いにR146で寒風山トンネルを目指すと思いますが、
私は地元小松町出身なのでR11氷見の交差点から石鎚ロープウェイ方面に向かう峠から上がっていきます。
道路広めでワインディングが堪能できます。
黒瀬ダムに突き当たるとR146方向へ下って、後は皆さんと同じ道です
お盆休み前、早朝のためか誰にも出会わず目的地に7時過ぎに到着しました。
標高高く、道中木陰が多く体感は夏を忘れるが如く寒かったです。
UFOラインを過ぎると土小屋(石鎚登山口の駐車場)で休憩。
大阪ナンバーの大型バイクのライダーがKLXの横に停めたので暫し談笑。
四国は初めてだそうで、これからカルストを目指すと言っておられたので
乏しい知識で道順を説明したりして先輩面でした。
このあと飛んでもなく遠いところからのお客さんに出会うのでした。
(前回来た時は札幌からカブでツーリング中の女子に会って、しかも共通の知人がいることも偶然という奇跡を感じました。)
石鎚スカイラインのゲートから近い面河渓へ寄り道しました。
ここは50数年前、父親が初めて買った自動車トヨペットで連れてこられた場所だったので、実に半世紀ぶりにやってきました。面河川の上流なので橋の下の透明度が分かりやすいと思います。
五色河原と呼ばれる石鎚国定公園の景勝地の一つですね。
小学生だった自分は母親を亡くしていて
世話をしてもらったおばさんと二人を父親が初めて買った中古のセダンで家庭サービスしていた姿を思い出します。
同じく夏だったので、この河原に服着たまま飛び込んでしまったので
帰りはパンツ一丁になってクルマの窓ガラスに掛けて走行風で乾かしました。
当時のクルマは3角窓にエアコンなしは当たり前でしたね。
次の目的地へ向かうルートはR494で面河ダム公園を経由します。
面河村は久万高原町に合併されて廃村になっていました。
ここはダムの入り口側で面河ダムなのに源流は仁淀川の支流、割石川ということです。
入口の水も清流です。多分飲んでも大丈夫
(生活排水ないからね)
黒森峠(クロームモリブデン鋼峠、違うな)
R11東温町方面へ走ります。
ところどころ2車線になって快適なドライブが可能なワインディングです。
途中下界が開けて見えるカーブがあったので撮影しました。
標高どれくらいでしょう。
1000メートル近く上っていると思います。
峠の先に集落が見えますが
石鎚スカイラインのゲートから25キロくらいワイディング続き、当然交差点も信号も民家すらない秘境の国道です。
だけど舗装はしっかりできているあたりが
堪りません。
早起きしたおかげで昼前には実家の隣町
丹原町に着いたのですが
途中でうどんの名店で腹ごしらえして
次の目的地、波止浜町へ。
この景色が大好きで夏は毎回バイク連れてきています。
奥にしまなみ海道の来島大橋が見えて
造船の町、波止浜らしく大型船舶が行きかう光景が愛媛来た感満載です。
ここ大角海浜公園は愛媛の最北端、大角鼻と呼ばれる岬です。
村上水軍の碇泊した岩礁と
左に見えるメートル立標。
メートル立標は1904年日露戦争勃発の前年に設置された明治時代の遺構で
バルチック艦隊迎撃のため
4キロ沖の小島(おしま)に28センチ榴弾砲を設置し、敵艦の距離や方位を計測する基準として設けられたそうで
初期の立標は壊れて、大正時代に再建されたものが残っているそうです。
しかし、旅順203高地陥落で帝国ロシアの艦隊が瀬戸内海へ攻め入ることはなく
小島の砲台は一度も使われることなく処分されたということが、準備周到であったか、的外れな戦略であったかは後世にならなければ分からず
当時の海軍の立場を考えると相当な緊迫感で臨んだ大工事であったと推察されます。
そういう私は呑気に綺麗な海の景色を堪能しております。
さて最終目的地、七五三ヵ浦(しめがうら)
毎年来ていますが、コロナ禍のときは当然
誰もいないビーチを発見したのですが
今回はお盆休み前の平日ということで
誰もいないはずが
一台クルマがきていて、キャンプの準備もしている。
自分は勝手に海パンに着替えて
水中メガネとシュノーケル付けて
海中遊泳を楽しみます。
泳ぎ疲れて市営の水道で全身さっぱり洗い流しながらキャンプ中のお客さんと談笑したら、なんと八王子からドライブして来られたと。
しかも初めての四国で目的地が七五三ヵ浦という、SNS全盛の行動なのだなと思いました。
しまなみ海道渡ってきて、いきなりここへ寄っては四国の何も見てないでマニアックな場所を選んだものだと。それほど関東の人(あるいは他の地域)からみて魅力的な場所だったのかなと思いました。
ここからは今治市から小松町まで田舎県道を突っ走って1時間足らずで実家に戻りました。
本日の走行距離254.4km 途中175.2km地点で給油4.46L、燃費39.28km/L
4時過ぎに帰宅しましたので、草刈りした雑草のかたずけや帰り支度などで帰省最終日を終えて
明日一日掛かりで埼玉へ戻ります。