既存モデルは水圧膨らまし製法を採ってきましたが、パイプ径の大きい部分を手巻き製法に置き換えて
作ってみました。
メリットがあるか、これから調べるところですが繋ぎ目のない一枚板と比べて
台形を複数接合することによってパイプの剛性(歪みにくさ=固い)が向上していると思われます。
その結果パワーフィーリングも変化するか確認する目的です。
私も3月で62歳になりますので老眼が進んで
溶接の合わせ面が殆ど見えません
確実に溶け合っているかどうか
裸眼で確認することは不可能なので
溶接痕はルーペで確認して不良がないように努めています。
上の膨らましパイプがマスターで
これを採寸して巻きチャンバーの展開図を作成して取りまわし形状を決めています。
同寸の巻きチャンバーになります。
エキパイ部分は排気の流速が早く
剛性の恩恵は得にくいことと
カーブが滑らかな方が損失が少ないので
従来どおり膨らまし製法にしてあります。
膨張部分は排気脈動の反射を起こす場所なのでどのようにフィーリングが変わるか確認したいと思います。
この製法でラインナップは考えておりませんが、特注品頼まれたときの向学のために
やっています。
今までも旧車マフラーのレプリカ製作をやってきましたが分からないことも多いのです。
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